インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(2日)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:主要 3 指数は反発。前日に急落したビットコインが買い戻され、投資家心理の支えとなる中、米国株は上昇して取引を開始した。2026 年に通期のフリーキャッシュフローが黒字に転じる見通しを示したボーイング(+10.1%)など資本財・サービスセクターが上昇。また、通期業績見通しを引き上げたモンゴ DB(+22.2%)が急伸し、ナスダック中心に堅調推移が続いた。午後にかけては、株価について著名投資家から「ばかげた過大評価」と指摘されたテスラ(-0.2%)など一般消費財セク

ターが売りに押され、米国株は上げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ大統領が「次期 FRB 議長は来年早々に発表する」と表明すると、再び買い優勢の展開に。引けにかけて、ハセット氏が次期 FRB 議長に指名されるとの期待が相場を支え、最終的に主要 3 指数は反発して取引を終えた。個別では、傘下の AWSが独自 AI チップ「Trainium3」の一般公開を発表しアマゾン・ドット・コム(+0.2%)が上昇した。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種47474.46185.130.39
ナスダック 総合指数23413.68137.760.59
フィラデルフィア 半導体株指数7149.47128.951.84
S&P 5006829.3716.740.25
ヨーロッパFTSE100指数9701.80-0.73-0.01
ドイツ DAX指数23710.86121.420.51
ユーロ・ストックス50指数5686.1718.690.33
CAC40指数8074.61-22.39-0.28
スペイン IBEX35指数16473.1084.100.51
スイス SMI指数12890.2539.520.31
イタリア FTSE MIB指数43354.8395.350.22
ポルトガル PSI全株指数5375.7665.811.24
アイルランド ISEQ全株指数12750.68-98.83-0.77
アムステルダム AEX指数944.84-2.80-0.30
ベルギー BEL20指数5010.36-7.69-0.15
OMX コペンハーゲン20指数1539.44-9.39-0.61
OMXヘルシンキ全株指数11801.3422.560.19
ノルウェー OBX株価指数1520.24-0.95-0.06
OMX ストックホルム30指数2783.53-1.00-0.04
アジア香港 ハンセン指数26095.0561.790.24
中国 上海総合指数3897.71-16.29-0.42
加権指数27564.27221.740.81
韓国総合株価指数3994.9374.561.90
コスダック指数928.426.040.65
ST指数4537.9611.740.26
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)58.62-0.70-1.18
ICE WTI Crude Oil Futures Co58.63-0.69-1.16
ICEブレント原油先物62.44-0.73-1.16
NY改ガソリン先物182.98-3.91-2.09
ICE 軽油先物670.25-20.25-2.93
NY天ガス (ヘンリーハブ)4.82-0.10-2.07
ICE Natural Gas Future73.34-0.49-0.66
Dalian Commodity Exchange Ir799.50-1.50-0.19
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C103.85-0.05-0.05
貴金属Gold Spot   $/Oz4205.85-26.36-0.62
Silver Spot  $/Oz58.470.000.00
CMX524.45-5.85-1.10
プラチナ 先物(NYMEX)1653.90-23.50-1.40

<日本株ADR>

銀行株の上げは一服

◇上昇銘柄◇

2433(博報堂) 11月の自社株買い実績公表、買付136.5万株は市場出来高の6.93%相当

9984(ソフトバンク) シティ証が「買い」に格上げ、目標株価は24100円(前回:27100円)

◇下落銘柄◇

2875(東洋水産) 岩井コスモ証は目標株価を13000円に上げ(前回:12500円)

9843(ニトリ) 11月の既存店売上高は前年同月比-5.7%

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
2433博報堂DY1233.011165.567.515.79
6976太陽誘電3645.643474171.644.94
9766コナミグループ24033.5823205828.583.57
6723ルネサス1876.801812.564.303.55
9532大瓦斯5667.805476191.803.50
5631日製鋼所8850.878554296.873.47
6952カシオ計算機1319.84127841.843.27
8795T&DHD3569.653458111.653.23
7276小糸製2314.822246.568.323.04
8267イオン2846.37276482.372.98
9984ソフトバンクグループ16102.4015670432.402.76
9202ANA-優3008.48294167.482.29
7013IHI2885.342822.562.842.23
2579コカ・コーラBJH2925.87286857.872.02
9503関西電力2618.78256751.782.02
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
4902コニカミノルタ603.26641.8-38.54-6.01
9684スクウェア・エニックス・ホールディングス2880.663051-170.34-5.58
9005東急1718.581799.5-80.92-4.50
2269明治HD3109.813248-138.19-4.25
6753シャープ729.52756-26.48-3.50
3405クラレ1477.741526.5-48.76-3.19
2875東洋水産10571.7810920-348.22-3.19
8601大和証G1286.481318-31.52-2.39
2229カルビー2855.722914-58.28-2.00
9843ニトリHD2678.022728.5-50.48-1.85
7912大日本印刷2553.312595-41.69-1.61
4528小野薬2113.732144-30.27-1.41
8306三菱UFJ2490.962523.5-32.54-1.29
6594ニデック1932.911958-25.09-1.28
7261マツダ1101.291115.5-14.21-1.27

<自社株買い進捗状況(2日)>

12月2日発表分 
進捗発表企業数:32
金額枠:373,357,964,000
進捗金額:56,921,273,601
充足率:15.25%
株数枠:214,974,100
進捗株数;25,424,104
充足率:11.83%
12月発表分(累計)
累計企業数:136
累計金額枠:2,265,944,964,000
累計消化金額:480,836,600,411
累計充足率:21.22%
累計株数枠:1,084,362,600
累計進捗株数;152,282,256
充足率:14.04%

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・ファナックが急伸 フィジカルAI エヌビディアとの協業を発表

・メニコン 「1Day」好調で収益性改善 新工業稼働で供給力拡大

・暗号資産税率、一律20%へ アネックスG、3日ぶり反発

・アスクル 年初来安値 サイバー攻撃で11月は95%減収

▼NIKKEI Prime▼

・11月の国内新車販売、三菱自が17%減 小型PHV生産終了

・国内に浮体式原発の新興、CEOは東電HD元幹部 3.11の教訓

・ispace、月面着陸3度目の挑戦「民間輸送機の理想形へ」

▼日刊工業新聞▼

・美浜新設へ調査開始 関電原子力の未来けん引

・AIリスク世界対応 偽・誤情報など 富士通が共同体

・野村、ストック資産強化 個人部門 富裕層の顧客基盤拡大

▼化学工業日報▼

・繊維業界の再編主導 帝人・旭化成系、統合新社 30年に売上高5000億円

・三菱ケミカル EVOH 循環経済貢献へ採用拡大 バリア包材で食品ロス低減 リサイクル性も

・ダイセル 「超小型工場」でレジスト樹脂 年度内に量産装置導入 過酢酸誘導体ガス発生剤 30年サンプル供給へ

▼日経MJ▼

・高輪GW 評価は「山手線8位」 来街者100人調査 未完成でも20、60代好印象 高級志向、地元民戸惑う

・西松屋、13年ぶり海外挑戦 来春、台湾に1号店 5年で15店舗、商業施設に出店

・海外ブランド、カフェ相次ぐ 表参道にヴィヴィアン・ウエストウッド バーニーズ、ワイングラスでコーヒー

<本日の相場>

本日の日本株相場は、一進一退の展開となりそうだ。米国では12月利下げの可能性が高まるなか、昨晩も買い戻しの流れが継続しており、朝方の日本株も買い先行のスタートとなろう。ただ、直近2週間ほどの日経平均は25日MAに跳ね返され、戻りの鈍い展開が続いている。国内債券市場も不安定な動きであり、ややリスクを取りづらい地合いとなりそうだ。

〇日本の金融環境は「まだ緩和的」

11月以降、日米株式市場が不安定な値動きとなっている背景には、金融政策の先行きに関する不透明感が挙げられよう。国内では年内の利上げは難しいとの見方が優勢であったが、足元では利上げ観測がにわかに再燃している。日銀の植田総裁は先日の講演会において、12月会合で「利上げの是非について適切に判断したい」と述べた。他方、利上げをしても「まだ緩和的な

状態」との認識も示している。実際に、物価連動国債(5年)の利回りは足元で-0.8%程度となっており、市場から見た「実質金利」は依然としてマイナス圏である。現在の国内の景気環境や企業業績の底堅さを鑑みれば、あと1~2回程度の利上げによる影響は十分に吸収可能であるとみている。目先は日米株式市場とも金融政策を巡って不安 定な場面があろうが、その霧が晴れてくれば落ち着きを取り戻す可能性が高いだろう。

〇来年を見据えロボット関連株に注目

物色面では、来年を見据え「フィジカルAI」関連の中核となるロボット関連株に注目したい。昨日は、エヌビディアとの協業を発表したファナックが大幅高となった。同社は安川電機などと異なり、「フィジカルAI」に対する取り組みを明確にしておらず、具体策は中長期的な評価につながろう。 また、日本は少子高齢化による人手不足等の影響で、世界に先駆してロボットを活用してきたことから、ロボットから得られるデータが豊富である点も優位である。技術的にもロボット分野は日本の「お家芸」であり、2026年は 中小型株を含め物色が広がっていきそうだ。

<材料銘柄>

  • ソフトバンクG (9984):「買い」に格上げ、目標株価は2万4100円-シティ
    • ソフトバンクG出資クルック、米上場を26年前半に延期へ-関係者
  • ファストリ (9983): 11月国内ユニクロ既存店売上高+7.6%
  • 東京エレク (8035): 台湾検察が技術窃盗の疑いで起訴-中国時報
  • イオン (8267): ツルハHDへのTOB価格、1株2900円に引き上げ-株主反発で
  • りそなHD (8308): 2000人配置転換検討、AIなど活用で業務効率化-社長
    • 社長、26年度以降にROE12%目指す-日経
  • 京セラ(6971): スマホ「5G」の基地局開発を断念-日経
  • パンパシI (7532):「アウトパフォーム」に格上げ-水戸証券
  • 旭化成 (3407): 鉛蓄電池用セパレータ事業を米投資会社Kingswoodに譲渡
  • 三菱自 (7211): 日産・ホンダと米国での車両共同生産を検討-日経
  • ロート製薬 (4527):「ホールド」に格上げ、目標株価は2200円-ジェフリーズ
  • 古河電工 (5801): 投資有価証券売却益約160億円を計上
  • 良品計画 (7453): 11月直営既存店売上高-13.7%
  • ニトリHD (9843): 11月既存店売上高-5.7%
  • Uアローズ (7606): 11月小売+ネット通販既存店売上高+13.7%
  • アンドST (2685): 11月アダストリア既存店売上高+1.2%
  • ペプチD (4587): 通期売上高予想下方修正、市場予想下回る
  • クレセゾン (8253):「買い」に格上げ、目標株価は4600円-みずほ証券
  • メドレー (4480): 「買い」に格上げ、目標株価3900円-SBI証券
  • インフォM (2492): 「中立」に格下げ、目標株価380円-SBI証券

<本日の予定>

【国内】

・12月の日銀当座預金増減要因見込み(8:50)

【海外】

・11月のレーティングドッグ中国非製造業購買担当者景気指数(PMI、10:45)

・11月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポート(22:15)

・9月の米輸出入物価指数(22:30)

・9月の米鉱工業生産・設備稼働率(23:15)

・11月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数(4日0:00)

・米エネルギー省の石油在庫統計(週間、4日0:30)

・8~10月期決算=セールスフォース

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称
8057内田洋

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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