インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(5日発表分)
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄 
●今週の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:週間ベースではNYダウが+1.0%、S&P500が+1.2%、ナスダックが+2.2%。FRBが利下げを継続し、米経済を支えるとの見方から、ナスダックは上昇して取引を開始した。「iPhone17 Pro」の需要が好調と伝わったアップル(+3.2%)などテクノロジーセクターが堅調に推移。一方、EUがロシアに追加制裁を発表し、原油安となる中、エネルギーセクターが軟調で、NYダウは横ばい圏で始まった。午後にかけては、米中電話会談でTikTokの米国事業売却について最終的な合意に至らず、米国株は下げる場面もあったが、トランプ氏が「習氏と来月末に直接会談することに合意」と明らかにすると、再び買いが優勢に。その後も、食品事業拡大で新たな提携先を追加したアマゾン・ドット・コム(+0.1%)など一般消費財セクターも上昇。終盤も米国株は堅調推移が続き、最終的に、主要3指数は揃って終値で最高値を更新して取引を終えた。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種46315.27172.850.37
ナスダック 総合指数22631.48160.760.72
フィラデルフィア 半導体株指数6232.25-45.92-0.73
S&P 5006664.3632.400.49
ヨーロッパFTSE100指数9216.67-11.44-0.12
ドイツ DAX指数23639.41-35.12-0.15
ユーロ・ストックス50指数5458.421.750.03
CAC40指数7853.59-1.02-0.01
スペイン IBEX35指数15260.7085.300.56
スイス SMI指数12109.6760.540.50
イタリア FTSE MIB指数42312.284.470.01
ポルトガル PSI全株指数5062.26-19.30-0.38
アイルランド ISEQ全株指数11176.65-36.01-0.32
アムステルダム AEX指数929.94-3.36-0.36
ベルギー BEL20指数4709.1110.720.23
OMX コペンハーゲン20指数1619.42-17.11-1.05
OMXヘルシンキ全株指数10997.36-14.78-0.13
ノルウェー OBX株価指数1562.94-6.57-0.42
OMX ストックホルム30指数2646.4011.560.44
アジア香港 ハンセン指数26545.100.250.00
中国 上海総合指数3820.09-11.57-0.30
加権指数25578.37-190.99-0.74
韓国総合株価指数3445.24-16.06-0.46
コスダック指数863.116.000.70
ST指数4302.71-9.91-0.23
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)62.740.060.10
ICE WTI Crude Oil Futures Co62.500.100.16
ICEブレント原油先物66.800.120.18
NY改ガソリン先物197.360.290.15
ICE 軽油先物692.75-0.75-0.11
NY天ガス (ヘンリーハブ)2.920.030.97
ICE Natural Gas Future80.05-1.45-1.78
Dalian Commodity Exchange Ir815.5010.001.24
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C107.350.810.76
貴金属Gold Spot   $/Oz3690.074.770.13
Silver Spot  $/Oz43.130.040.10
CMX464.651.900.41
プラチナ 先物(NYMEX)1422.305.800.41

<日本株ADR>

SOX指数は下落も、日経ハイテク企業のADRは堅調に推移

◇上昇銘柄◇

6460(セガサミー) みずほ証が目標株価を3800円に下げ(前回:3900円)

2875(東洋水産) ゴールドマンサックスが目標株価を14000円に上げ(前回:13200円)

◇下落銘柄◇

6305(日立建機) 東南アジアで中国企業と価格競争に直面(日経アジア)

4004(レゾナック) マッコーリーが目標株価を6000円に上げ(前回:5000円)

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
6460セガサミーHD3384.643036348.6411.48
2875東洋水産11893.05107051,188.0511.10
9409テレビ朝日HD3458.603245213.606.58
9503関西電力2287.002173114.005.25
6588東芝テック3284.053145139.054.42
3092ZOZO1479.301421.557.804.07
7911TOPPANHD3968.963818150.963.95
6971京セラ2099.13202079.133.92
3407旭化成1233.00118746.003.88
6302住友重機械工業3508.903392116.903.45
2229カルビー3106.53301789.532.97
8795T&DHD3758.90365999.902.73
8267イオン1865.40181649.402.72
7779CYBERDYNE198.231935.232.71
5801古河電気工業9180.548957223.542.50
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
6305日立建機4473.404729-255.60-5.40
2267ヤクルト2337.292460-122.71-4.99
6471日本精工752.59787.9-35.31-4.48
4004レゾナックHD4924.895110-185.11-3.62
6976太陽誘電3053.463145-91.54-2.91
6028テクノプロHD4681.984803-121.02-2.52
4452花王6508.926664-155.08-2.33
7276小糸製2203.802246.5-42.70-1.90
4005住友化460.88468.7-7.82-1.67
5938LIXIL1886.481918.5-32.02-1.67
4528小野薬1686.401710.5-24.10-1.41
9697カプコン4032.574083-50.43-1.24
6273SMC43935.2144410-474.79-1.07
6753シャープ822.49831.2-8.71-1.05
8601大和証G1189.651198-8.35-0.70

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・「鬼滅の刃」波及効果 日本の文化・食事人気の向上にも一役

・止まらないAI関連 ETFで台湾、米国の主要銘柄に投資

・原発関連マーク 関西電など 高市トレードだけじゃない

・ニコンが新高値 エシロールが保有比率引き上げ

▼NIKKEI Prime▼

・中国、「基準明確化」でデータ国外移転しやすく 国内は厳格統制

・パナHD、EV電池容量25%増 30年度の商用化目指す

・ファーウェイ、日本に特許網 半導体パッケージも照準

▼日刊工業新聞▼

・シャープ、スマホ用撤退 液晶パネル 車載に集中

・建機を自動運転化 コマツなど3社協議 27年度めど、海外展開も

・経団連、女川原発を視察 会長「再稼働の意義確認」

▼化学工業日報▼

・炭素繊維 日米で生産縮小 三菱ケミカル 成形品は欧州増強

・日鉄ケミマテ-変貌する九州製造所㊤ 次世代品拠点へ変革 低誘電樹脂 近く着工

・日油 主力の水性保湿油・エモリエント剤 植物由来グレード開発 製造拠点も環境対応強化

▼日経MJ▼

・QRはPayPay クレカは楽天 キャッシュレス決済、2位に大差 MMD研調べ

・タニタ、社食代わりに「置き社食」 中小も導入しやすく セブンは地方向上に無人店

・ドンキ、推し活向けキャリーバッグ

<今週の相場>

今週の日本株相場は一進一退となろう。先週末の日本株相場は、日銀のETFの市場売却決定をうけて、大きく調整する場面があった。ただ、日銀が売却するETFが市場全体の売買代金に占める割合は小さいことから、利喰いのキッカケになったに過ぎないとみる。安値からは大きく戻しており、過度な下押し懸念は不要だろう。

〇市場の注目は政治動向と配当取りへ

中銀ウィークを通過し、市場の関心は国内の政治動向へと移ろう。本日の告示を皮切りに、各候補者の地方演説や討論会などがスタートする。各候補者の政策やそれに対する市場の反応などが注目されよう。政策に関連するテーマ株が盛り上がる場面もありそうだ。また、3月期決算企業の中間配当取りや、機関投資家の配当再投資(指数連動型ファンドによる配当金分の先物買い)の動きも相場の下支えとなろう。好配当銘柄では、建設株に注目している。建設株は、1Q決算時に好調な業績を確認できた銘柄が多く、株価はジリ高基調となっている。特に、大林組(1802)や東亜建(1885)、安藤ハザマ(1719)や

インフロニアHD(5076)などは、配当利回りが3%を超えており、注目されそうだ。

〇防衛関連株に注目

テーマ面では、直近調整含みの防衛関連株に注目したい。防衛関連株は、総裁選の5候補がともに防衛力強化路線を維持するとみられ、政策面での支援が期待される点も追い風となろう。防衛省の契約実績(令和6年度)を見ると、三菱重工や川崎重工などの定番銘柄に加えて、三菱電機やNEC、富士通など、一見防衛のイメージが薄いエレクトロニクス企業が上位に名を連ねている。近年の戦争は従来のような陸、海、空といった従来の戦場にとどまらず、電磁波や無人機、宇宙やサイバー空間など、戦いの手段と領域が大きく広がっている。こうした変化により、ITや電子技術に強みを持つ、エレクトロニクス大手の活躍の場が広がっている。実際、三菱電機は防衛・宇宙事業が既に業績のけん引役になっているほか、富士通やNECも防衛分野の受注が好調とされる。これらのエレクトロニクス企業は、次世代の防衛インフラを支える存在として、今後も市場の注目を集めそうだ。

<材料銘柄>

  • 三井住友FG (8316): ジェフリーズに追加出資へ、最大20%-日本株事業を統合
  • 日本製鉄 (5401): トランプ政権、USスチール工場の操業停止計画を阻止-「黄金株」活用
  • イビデン (4062): 生成AIサーバー向けICパッケージ基板増産へ-日経
  • 花王 (4452):「ホールド」に格下げ、目標株価は7400円-ジェフリーズ
  • アステラス(4503): アイザベイ、日本で条件付き製造販売承認を取得
  • オムロン (6645): 電子部品事業の分社化を検討-26年4月1日めど
  • SANKYO (6417):「中立」に格下げ-東海東京
  • 朝日インテ(7747):「中立プラス」に格下げ、目標株価は3300円-水戸証券
  • セイノーH(9076):「アウトパフォーム」格付け再開-SMBC日興
  • マネフォワ (3994): 25年11月期に約63億円の特別利益が発生する見込み
  • レオパレス (8848):自己株28.3%を消却-19日付
  • GMOFH (7177): GMO-Z.COM FOREX HKの全株譲渡へ
  • M&A総H (9552): 自己株8.79%を消却-26日付
  • アイザワ証券 (8708): 配当予想修正
  • 日本ドライ(1909):「アウトパフォーム」に新規格付け-東海東京
  • わらべやH (2918):「アウトパフォーム」に格上げ-大和証券

<今週の予定>

◇22日(月)

・自民党総裁選が告示(10月4日投開票)

・8月の白物家電出荷額(JEMA、10:00)

・8月の主要コンビニエンスストア売上高(日本フランチャイズチェーン協会、14:00)

・9月の中国最優遇貸出金利(LPR、10:00)

・ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がパネル討議に参加(22:45)

・ミラン米連邦準備理事会(FRB)理事が講演(23日1:00)

◇23日(火)

・秋分の日で東京市場が休場

・国連総会一般討論(29日まで)

・9月の仏購買担当者景気指数(PMI、速報値)

・9月の独PMI(速報値)

・9月のユーロ圏PMI(速報値)

・9月の英PMI(速報値)

・4~6月期の米経常収支(21:30)

・ボウマンFRB副議長が講演(22:00)

・9月の米PMI(速報値、S&Pグローバル調べ)(22:45)

・米2年物国債入札

・パウエルFRB議長が講演(24日1:35)

◇24日(水)

・国際決済銀行(BIS)国際資金取引統計および国際与信統計の日本分集計結果(2025年6月末時点、8:50)

・8月の食品スーパー売上高(日本スーパーマーケット協会など、13:00)

・基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日銀、14:00)

・8月の豪消費者物価指数(CPI)

・9月の独Ifo企業景況感指数

・8月の米新築住宅販売件数(23:00)

・米5年物国債入札

◇25日(木)

・日銀金融政策決定会合の議事要旨(7月30~31日開催分、8:50)

・8月の企業向けサービス価格指数(日銀、8:50)

・東京ゲームショウ2025が開幕(千葉市、28日まで)

・40年物国債の入札(財務省、10:30)

・8月の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会、14:00)

・8月の外食売上高(日本フードサービス協会、14:00)

・8月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)

・東証プライム上場=オリオンビール

・東証グロース上場=GMOコマース

・週間の米新規失業保険申請件数(21:30)

・8月の米耐久財受注額(21:30)

・4~6月期の米実質国内総生産(GDP)確定値(21:30)

・ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁があいさつ(22:00)

・ボウマンFRB副議長が講演(23:00)

・8月の米中古住宅販売件数(23:00)

・米7年物国債入札

・バーFRB理事が講演(26日2:00)

◇26日(金)

・閣議

・9月の都区部CPI(総務省、8:30)

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・JPX山道CEOの記者会見(15:30)

・東証スタンダード上場=UNICONホールディングス

・8月の米個人所得・個人消費支出(PCE)物価指数(21:30)

・9月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、確報値)(23:00)

・ボウマンFRB副議長が講演(27日2:00)

◇27日(土)

・1~8月の中国工業企業利益(10:30)

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称
3333あさひ

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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