インデックスイベント2023年7月末

サマリー
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:労働市場の減速を受けて、FRBが利下げに動くとの期待が相場の支えとなり、米国株は上昇して取引を開始した。S&P500指数の新規構成銘柄に採用されたロビンフッド・マーケッツ(+15.8%)や、アップラビン(+11.6%)などソフトウェア株が買われ、ナスダックは堅調に推移。また、傘下の薬局部門が月額5ドルの処方箋サービスをテキサス州に拡大と発表したアマゾン・ドット・コム(+1.5%)など一般消費財セクターが上昇。もっともその後は、週内に物価指標の発表を控え様子見姿勢から生活必需品セクターなどが軟調で、NYダウは一進一退の動きが続いた。地銀のファーストバンク・ホールディングを約41億ドルで買収することで合意したPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(-0.3%)など金融セクターも一時軟調。午後に入ると、ナスダックは上げ幅を縮小し、小動きの展開に。終盤にかけて、金利が再び低下基調となり相場を支え、最終的に主要3指数は反発、ナスダックは終値で最高値を更新して取引を終えた。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種45514.95114.090.25
ナスダック 総合指数21798.7098.310.45
フィラデルフィア 半導体株指数5809.6148.210.84
S&P 5006495.1513.650.21
ヨーロッパFTSE100指数9221.4413.230.14
ドイツ DAX指数23807.13210.150.89
ユーロ・ストックス50指数5362.8144.660.84
CAC40指数7734.8460.060.78
スペイン IBEX35指数15002.20151.301.02
スイス SMI指数12312.65-57.92-0.47
イタリア FTSE MIB指数41723.69115.880.28
ポルトガル PSI全株指数5088.8427.400.54
アイルランド ISEQ全株指数11402.9596.640.85
アムステルダム AEX指数904.686.000.67
ベルギー BEL20指数4793.6924.870.52
OMX コペンハーゲン20指数1544.73-11.78-0.76
OMXヘルシンキ全株指数11005.6172.450.66
ノルウェー OBX株価指数1555.624.710.30
OMX ストックホルム30指数2640.2413.600.52
アジア香港 ハンセン指数25633.91215.930.85
中国 上海総合指数3826.8414.330.38
加権指数24547.3852.800.22
韓国総合株価指数3219.5914.470.45
コスダック指数818.607.200.89
ST指数4308.521.440.03
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)62.260.390.63
ICE WTI Crude Oil Futures Co62.440.570.92
ICEブレント原油先物66.240.741.13
NY改ガソリン先物195.86-0.56-0.29
ICE 軽油先物694.2511.001.61
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.090.041.38
ICE Natural Gas Future81.023.134.02
Dalian Commodity Exchange Ir792.503.500.44
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C105.550.130.12
貴金属Gold Spot   $/Oz3634.89-1.09-0.03
Silver Spot  $/Oz41.33-0.03-0.06
CMX455.950.850.19
プラチナ 先物(NYMEX)1385.70-1.00-0.07

<日本株ADR>

総じて上昇

◇上昇銘柄◇

2802(味の素) 8月の自社株買付数277万株を発表。市場出来高の5.62%相当

9503(関西電) 高浜4号機、来月運転再開へ

◇下落銘柄◇

8795(T&D HD) SBI証が目標株価を4000円に上げ(前回:3500円)

4502(武田薬) ナルコレプシー1型におけるオベポレックストンの第3相臨床試験で良好な結果を報告

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7453良品計画3221.623066155.625.08
5801古河電気工業9293.138880413.134.65
2802味の素4454.804293161.803.77
5631日製鋼所9213.478923290.473.26
6465ホシザキ5983.015815168.012.89
9503関西電力2160.73211644.732.11
6406フジテック5734.455632102.451.82
6861キーエンス56901.98558901,011.981.81
2229カルビー2802.69275448.691.77
6841横河電機4467.34439077.341.76
8035東エレク20949.3720600349.371.70
7201日産自359.19353.25.991.70
4536参天製薬1666.86164125.861.58
7011三菱重3783.63372756.631.52
8601大和証G1224.63120717.631.46
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
3092ZOZO1342.341404-61.66-4.39
8795T&DHD3795.873937-141.13-3.58
6753シャープ843.76872-28.24-3.24
4502武田薬4504.964650-145.04-3.12
2875東洋水産10324.2210645-320.78-3.01
7752リコー1355.621391-35.38-2.54
5020ENEOS884.69900.8-16.11-1.79
6849日本光電1700.051728.5-28.45-1.65
3436SUMCO1272.271289-16.73-1.30
6305日立建機4867.094924-56.91-1.16
8113ユニチャーム982.42993.2-10.78-1.09
4528小野薬1759.061776.5-17.44-0.98
7261マツダ1165.331176-10.67-0.91
8252丸井グループ3263.663289-25.34-0.77
1963日揮1482.481492-9.52-0.64

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・日経平均一時800円高、TOPIXは最高値更新 石破退陣 高市氏、小泉氏を有力視

・AI普及で存在感高まる電力プレイヤー 高市関連の側面も

・金融庁、地域金融強化へ議論 地銀再編機運、一段と高まる

・ブルーイノベ 続伸 消防庁の防災事業に採択

▼NIKKEI Prime▼

・クアルコム、データセンター照準 買収・サウジの狙い

・「AI記事要約」で新聞は滅ぶか スマニューが探る収益還元

・全固体電池は本命か 車載大手AESCのCTOと次世代を展望

▼日刊工業新聞▼

・ABB、日本市場で攻勢 研究分野の自動化推進 メトラーと協業 ワークフロー最適化

・汚泥再生処理施設 カナデビア、山形で受注

・ノルウェーに空気分離装置 日本酸素HD、27年夏操業

▼化学工業日報▼

・SAP 合理化20億円追加 住友精化 韓国で大規模改修へ

・参天製薬 点眼薬 滋賀で増設 1回使い切りタイプ 最大280億円投資

・三井化学 名古屋工場 開発機能磨く 新製品の量産化支援 半導体関連など協業深化

・データセンターの光通信用途 高精度ガラスレンズ採用へ 日本板硝子 樹脂製置き換え

<本日の相場>

本日の日本株相場は上値の重い展開を想定する。昨晩の米国株市場において、主要3指数がそろって上昇し、ナスダックが史上最高値を更新した流れを引き継ぎ、朝方は日本株も半導体株を中心に買いが優勢となろう。一方、日経平均株価の予想PERは17.97倍(8日現在)と、長期的に見ても高い水準まで上昇している。割高感が警戒されるなか、買い一巡後は伸び悩む動きとなりそうだ。

〇新首相への期待と政策運営への不透明感が交錯へ

石破首相の退陣表明を受け、日本株市場では次期総裁候補が掲げる経済・財政政策への期待が先行する展開となっている。一方、誰が新総裁に就任したとしても、少数与党である以上、新政権の政策運営に際しては野党側との協力が必要となることに変わりはない。次第に政策運営への不透明感が高まろう。海外では、日本政治の不確実性が高まったと身構える向きもある。また、8日の日本株市場では、日経平均株価が大幅高となる半面、東証プライムの売買代金に盛り上がりは見られず、買戻しが中心だったといえよう。今後は要人発言などをきっかけに相場が大きく変動する可能性に注意したい。特に、今週は株価指数先物とオプションの清算日が重なるメジャーSQ(特別清算指数)算出を週末に控えており、ボラティリティが上昇する場面もありそうだ。尚、総裁選の方式は10月4日に全国一斉で党員投票を行う「フルスペック」方式で実施する方向で最終調整となったもよう。一部では24年9月の総裁選で上位になった小泉氏や高市氏に有利に働くとの見方もあり、防衛費増加や金融緩和などで恩恵を受ける銘柄への関心が高まろう。

〇半導体部材関連企業に注目

物色面では、半導体部材を手掛ける企業に注目したい。企業のAIを中心とした旺盛な投資が継続するなか、日本株市場でも関連企業を物色する動きが活発化している。半導体向けにグラスファイバーなどを手掛ける日東紡(3110)や、先端半導体向け電子材料に強みを持つJX金属(5016)、フォトレジストの大手メーカーである応化工(4186)など、9月に入って半導体部材を手掛ける企業の目標株価引き上げなどが見られている。株価も強い動きとなっており、素直に追随したい。

<材料銘柄>

  • 三菱電機 (6503):人数定めず早期退職者を募集-業績への影響が判明次第開示へ
  • 武田薬品 (4502): 居眠り病の根治に前進-オレキシン受容体標的の新薬開発中
  • JAL (9201): 「買い」に格上げ-ジェフリーズ
  • IHI (7013):  米バイオマス発電運営事業から撤退へ-日経
  • ダイフク (6383):「中立」に格下げ、目標株価は5000円-岡三証券
  • 丸井G (8252):「アウトパフォーム」格付け再開-岩井コスモ証券
  • SHIFT (3697): 日経平均に新規採用、シチズン時計は除外へ
  • ノリタケ (5331): ストラテジックCの株持ち分が6.1%に上昇-変更報告
  • クラボウ (3106): アセット・バリューの株持ち分が4%に低下-変更報告
  • スバル興 (9632): 連 中間 営利 +10.1% 27億8000万円

<本日の予定>

【国内】

・閣議

・QUICK短観(8:30)

・8月のマネーストック(日銀、8:50)

・6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・8月の工作機械受注額(速報値、日本工作機械工業会、15:00)

【海外】

・国連総会が開幕(米ニューヨーク)

・「iPhone17」発表が見込まれる米アップルの特別イベント(10日2:00)

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
1433ベステラ 3248アールエイジ 7435ナ・デックス
1436グリーンエナシ 6696トラースOP 7804B&P
2438アスカネット 6898トミタ電機 9425ReYuuJpn
3180Bガレージ 6966三井ハイテ    

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です