ボクシングのWBA世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)タイトルマッチ12回戦が東京・大田区総合体育館で行われる。23日には、都内で挑戦者の元世界4階級制覇王者前WBO同級王者、現WBA世界スーパーフライ級6位・井岡一翔(34歳=志成)と、同級王者・ジョシュア・フランコ(27歳=米国)の前日計量が行われたが、ジョシュアの体重は55.2キロと規定体重から3.1キロの超過となった。試合前会見を行ったあと、約1時間50分後に行われた再計量も55.0キロと2.9キロの超過となった。
結局、王者は王座はく奪となり、井岡が勝てば王座奪取となる事が発表された。
計量前の21日には、挑戦者である井岡の昨年末の試合時の尿検体から微量の大麻成分が検出されたとの報道もあったため、どうにも締まらない展開となっているが、井岡は期待に応えて勝利し、WBA世界スーパーフライ級のベルトを獲得できるか。
日本ボクシングコミッション(JBC)独自のルールでは、リミット(52.1キロ)を3%以上の体重超過は即試合中止となるが、世界戦にはローカルルールは適用されない。
本日(24日)の試合前計量では、王者の体重が58.0キロ(上限58.97キロ)であったため、試合は予定通り開催される運びとなった。