インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(5日)
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄 
●今週の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:主要 3 指数は上昇。週間ベースではNY ダウが+0.5%、S&P500 が+0.3%、ナスダックが+0.9%だった。追加利下げ期待が支えとなり、米国株は上昇して取引を開始した。9 月の個人消費支出が市場予想に一致し、インフレ懸念が和らぐ中、主要 3 指数は揃ってプラス圏で推移。ネットフリックス (-2.9%)が 720 億ドルで買収することで合意したワーナー・ブラザース・ディスカバリー(+6.3%)などコミュニケーションサービスセクターが上昇。午後にかけて、ビットコイン価格が一時 8.9 万ドルを割り

込んだほか、金利上昇が重しとなり、米国株は伸び悩む場面も。「カルパイン買収について米司法省と和解合意」と報じられたコンステレーション・エナジー(-2.4%)など公益事業セクターが軟調。その後は、通期業績見通しを引き上げたアルタ・ビューティ(+12.7%)など一般消費財セクターが買われる中、米国株は小高く推移した。終盤も高値警戒感から上値は重かったが、最終的に主要 3 指数は上昇して取引を終えた。

■9 月個人消費支出、市場予想に一致

商務省が発表した 9 月の個人消費支出(季節調整済み) は前月比+0.3%となり、市場予想に一致した。

■12 月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

ミシガン大学発表の12月の消費者信頼感指数(速報値)は 53.3 ポイントとなり、市場予想(52.0 ポイント)を上回った。 1 年先のインフレ期待は 4.1%と、前月(4.5%)から低下。5-10 年先のインフレ期待は3.2%となり、前月(3.4%)から低下した。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種47954.99104.050.22
ナスダック 総合指数23578.1372.990.31
フィラデルフィア 半導体株指数7294.8478.871.09
S&P 5006870.4013.280.19
ヨーロッパFTSE100指数9667.01-43.86-0.45
ドイツ DAX指数24028.14146.110.61
ユーロ・ストックス50指数5723.935.850.10
CAC40指数8114.74-7.29-0.09
スペイン IBEX35指数16688.50-58.10-0.35
スイス SMI指数12936.3042.690.33
イタリア FTSE MIB指数43432.77-86.30-0.20
ポルトガル PSI全株指数5359.96-33.92-0.63
アイルランド ISEQ全株指数12741.69-4.55-0.04
アムステルダム AEX指数947.50-0.27-0.03
ベルギー BEL20指数5029.7416.390.33
OMX コペンハーゲン20指数1551.529.040.59
OMXヘルシンキ全株指数11914.519.700.08
ノルウェー OBX株価指数1547.094.830.31
OMX ストックホルム30指数2826.6213.020.46
アジア香港 ハンセン指数26085.08149.180.58
中国 上海総合指数3902.8127.020.70
加権指数27980.89185.180.67
韓国総合株価指数4100.0571.541.78
コスダック指数924.74-5.09-0.55
ST指数4531.36-3.78-0.08
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)60.080.410.69
ICE WTI Crude Oil Futures Co60.080.410.69
ICEブレント原油先物63.750.490.77
NY改ガソリン先物183.410.700.38
ICE 軽油先物683.2517.252.59
NY天ガス (ヘンリーハブ)5.290.234.46
ICE Natural Gas Future70.950.921.31
Dalian Commodity Exchange Ir782.50-5.00-0.63
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C103.20-0.19-0.18
貴金属Gold Spot   $/Oz4197.78-9.84-0.23
Silver Spot  $/Oz58.341.212.11
CMX546.208.851.65
プラチナ 先物(NYMEX)1660.50-0.10-0.01

<日本株ADR>

全体は比較的堅調に推移

◇上昇銘柄◇

5020(ENEOS) 原油価格が堅調に推移

6586(マキタ) モルガンスタンレーが「買い」に格上げ、目標株価は6100円(前回:4800円)

◇下落銘柄◇

4188(三菱ケミ) 人材派遣子会社の株式95%をパーソルテンプスタッフに譲渡

6301(小松製) SMBC日興が「中立」に格下げ、目標株価は5000円(前回:6000円)

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7182ゆうちょ銀行2215.131959.5255.6313.05
5020ENEOS1164.23107193.228.70
6406フジテック6007.405709298.405.23
6586マキタ4650.694449201.694.53
7186横浜フィナンシャルグループ1310.401257.552.904.21
9532大瓦斯5347.675166181.673.52
2267ヤクルト2462.722388.574.223.11
6460セガサミーHD2701.00262774.002.82
9202ANA2933.852879.554.351.89
8309三井住友トラストG4610.33454961.331.35
8601大和証G1320.231303.516.731.28
8604野村1213.90119914.901.24
6588東芝テック2794.14276034.141.24
6762TDK2461.95243328.951.19
5401日本製鉄628.68621.67.081.14
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7752リコー1286.861363.5-76.64-5.62
6118アイダ1109.891146-36.11-3.15
3436SUMCO1338.081379.5-41.42-3.00
4188三菱ケミカルグループ825.05849.6-24.55-2.89
6753シャープ776.15795.6-19.45-2.44
6861キーエンス52947.4054270-1322.60-2.44
4204積水化学工業2507.332555.5-48.17-1.88
6869シスメックス1432.771458.5-25.73-1.76
8113ユニチャーム887.92903-15.08-1.67
6301コマツ5038.775120-81.23-1.59
2269明治HD3182.223233-50.79-1.57
6594ニデック2039.722071-31.28-1.51
2413エムスリー2198.062229-30.94-1.39
2229カルビー2843.812880.5-36.69-1.27
7261マツダ1108.341122-13.66-1.22

<自社株買い進捗状況(5日)>

12月5日発表分 
進捗発表企業数:21
金額枠:350,158,202,000
進捗金額:48,610,470,594
充足率:13.88%
株数枠:152,103,300
進捗株数;19,605,700
充足率:12.89%
12月発表分(累計)
累計企業数:179
累計金額枠:2,931,009,364,000
累計消化金額:596,117,173,798
累計充足率:20.34%
累計株数枠:1,398,600,000
累計進捗株数;196,817,756
充足率:14.07%

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・アドテストなどSPEが軟調 超党派議員が対中規制法案を提出

・アニコムHD 高成長続けるペット保険市場の雄 今春来15回 “買い占め合戦”の様相も

・リガクHD 3連騰で2月高値を更新 次世代半導体向け計測装置販売会 キオクシア採用

・万博の経済効果3兆円 関西経済反転の種に

▼NIKKEI Prime▼

・安川電機、中国EV電池に搬送ロボ アーム長く旋回自在

・BYD、楽天出店の裏に焦り 日本社長「80店では機会ロス」

・インドIT大手TCS スキル価値の半減期「30年から5年に」

▼日刊工業新聞▼

・JERA、AIで異常検知 石炭火力に来年導入

・三菱電、外国人8割増 30年エレベーター据え付け

・米イリノイ州で高炉再稼働 USスチール、来年4-6月

▼化学工業日報▼

・奇美実業 中国でPCアロイ増強 26年に4万㌧新設備

・食品製造ロボ 26年量産 三井化学 成形・組立まで一貫

・アクリル樹脂のCR 住友化学、年度内に上市 技術供与へ実証進む

▼日経MJ▼

・顧客は「非ガチ勢」にいる チョコザップ瀬戸氏×Fビレッジ前沢氏 グッドカオスが間口広げる

・ドンキ、女性店長を倍増100人へ 低用量ピルに加え、卵子凍結も全額補助

・国内富裕層、半数が金融資産1-1.5億円 投資物件所有2割、中国は7割

<今週の相場>

今週の日本株相場は不安定な動きを想定する。国内が手掛かり材料に乏しいなか、9-10日のFOMCに注目が集まろう。足元では、植田日銀総裁の講演会をきっかけとした早期利上げ観測や、高市政権による財政拡張への警戒感などを背景に、国内長期金利が上昇基調にある。3日には約15年ぶりに長期金利>配当利回りとなっており、株式市場は金利や為替の動向をにらんだ動きとなろう。また、現地10日には米オラクルの決算発表を控える。米国において生成AIの競争激化懸念や関連銘柄の過熱感などが台頭するなか、日本株市場でも半導体関連株の動向を占ううえで注目されよう。尚、国内では週末にメジャーSQ(先物・オプションの特別清算指数)の算出を控える。先物主導で値ブレが激しくなる可能性には留意したい。

〇企業のファンダメンタルズは好調

一方、国内企業の業績改善期待が引き続き投資家心理の支えとなろう。日中関係を巡る不安など、外部環境への不透明感が強まるなかでも、アナリストによる主要企業の業績予想の変化を示すコンセンサスDIは製造業・非製造業ともにプラスを維持している。日経平均株価の予想EPSも高水準で推移しており、企業のファンダメンタルズは好調といえよう。日本株相場は国内外のイベント通過と共に、次第に落ち着きを取り戻そう。

〇循環物色が相場を下支えしよう

また、テーマを手掛かりとした物色意欲は旺盛だ。先週は金利上昇を追い風に、東証業種別株価指数の銀行業で構成される「TOPIX-17 銀行」がリーマン危機前の高値を上回った。指数が方向感に欠ける一方、循環物色が継続することで下値も限定的となろう。特に、足元では生成AIの導入先として注目を集めるロボットのほか、総合経済対策に官民で1兆円規模の投資が盛り込まれた造船、26年前半に装備品輸出の全面解禁方針が伝わった防衛など、いわゆる「サナエノミクス」関連銘柄が活況だ。三菱重(7011)やファナック(6954)、中国塗(4617)などは直近の業績も好調で、改めて注目したい。そのほか、データセンターの電力需要増などによる銅需要の上昇が追い風となる住友鉱(5713)やJX金属(5016)など非鉄株への関心も高まるとみる。

<材料銘柄>

  • 三井住友FG (8316):ITに1兆円投資、AIやサイバー攻撃対策で-日経
  • ソフトバンクG (9984): データセンター投資の米デジタルブリッジ買収へ協議
  • 東電HD (9501):再生エネ30年度目標引き下げ検討、次期計画で修正-日経
  • ファストリ (9983): 不動産サービス企業のザイマックスGと合弁設立へ
  • キオクシアHD (285A): 「買い」に新規格付け-China Renaissance
  • コマツ (6301):「中立」に格下げ、目標株価は5000円-SMBC日興
  • SBIHD (8473): 都市型カプセルホテル運営のナインアワーズの株式取得へ
  • エーザイ (4523): 「中立」に新規格付け、目標株価は4740円-SBI証券
  • マキタ (6586): 「アウトパフォーム」に格上げ-SMBC日興
  • 堀場製 (6856): オアシスマネジメントが株を9.9%保有-大量報告
  • Jフロント (3086):「アウトパフォーム」に格下げ-大和証券
  • 西松建 (1820):箱根に「オークラ」、100億円超投資し29年に開業へ-日経
  • 大阪チタニ (5726):「中立」に格下げ、目標株価は2300円-大和証券
  • 日本空調 (4658): 三菱UFJ銀行などが株式を売り出しへ
  • 竹内製 (6432): 「アンダーパフォーム」に格下げ-SMBC日興
  • カナモト (9678): 連 通期 営利 +19.2% 173億7000万円
  • ハイレックス (7279): 通期 連 業績予想修正
  • 日駐車場開 (2353): 連 1Q 営利 -1.78% 19億3000万円
  • 薬のアオキ (3549):11月既存店売上高+4.7%
  • セリア (2782):11月既存店売上高+9.2%
  • ジンズHD (3046):11月既存店売上高+7.7%
  • 月島HD (6332): 「アウトパフォーム」に新規格付け-大和証券
  • Sサービス (3733): 連 通期 営利 +15.3% 83億9000万円
  • 三菱化工機 (6331): 「アウトパフォーム」に新規格付け-大和証券
  • アイル (3854): 連 1Q 営利 +23.4% 13億3000万円
  • AIRMAN (6364): 「買い」に格上げ-岡三にいがた証券

<本日の予定>

◇8日(月)

・10月の毎月勤労統計(厚労省、8:30)

・7~9月期国内総生産(GDP)改定値(内閣府、8:50)

・11月の対外・対内証券売買契約(財務省、8:50)

・10月の国際収支(財務省、8:50)

・11月の貸出・預金動向(日銀、8:50)

・QUICK月次調査<株式>(11:00)

・11月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)

・債券市場参加者会合(日銀、9日まで)

・11月の中国貿易統計

・フィリピン市場が休場

・米3年物国債入札

◇9日(火)

・閣議

・QUICK短観(8:30)

・11月のマネーストック(日銀、8:50)

・6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・5年物利付国債の入札(財務省、10:30)

・11月の工作機械受注額(速報値、日本工作機械工業会、15:00)

・植田日銀総裁が英フィナンシャル・タイムズ(FT)のイベントに登壇(18:00)

・豪中銀が政策金利を決定

・9、10月の米雇用動態調査(JOLTS)(10日0:00)

・米10年物国債入札

◇10日(水)

・11月の企業物価指数(日銀、8:50)

・11月の中国消費者物価指数(CPI、10:30 )

・11月の中国卸売物価指数(PPI、10:30 )

・タイ市場が休場

・7~9月期の米雇用コスト指数(22:30)

・カナダ中銀が政策金利を決定

・11月の米財政収支(11日4:00)

・米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表(11日4:00)

・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見(11日4:30)

・ブラジル中銀が政策金利を決定

◇11日(木)

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)

・10~12月期法人企業景気予測調査(財務省、8:50)

・11月のオフィス空室率(三鬼商事、11:00)

・20年物利付国債の入札(財務省、10:30)

・11月の投信概況(投資信託協会、15:00)

・10月期決算=タイミー

・フィリピン中銀が政策金利を決定

・スイス中銀が政策金利を決定

・トルコ中銀が政策金利を決定

・週間の米新規失業保険申請件数(22:30)

・9月の米貿易収支(22:30)

・9月の米卸売在庫・売上高(12日0:00)

・米30年物国債入札

・海外8~10月期決算=ブロードコム

◇12日(金)

・閣議

・10月の鉱工業生産確報値(経産省、13:30)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・JPX山道CEOの記者会見(15:30)

・10月期決算=神戸物産

・東証グロース上場=フィットクルー

・株価指数先物・オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
14:002163アルトナー 3071ストリーム 7856萩原工業
2301学 情 3246コーセーアールイ    

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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