インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:主要 3 指数はまちまち。オラクル(-10.8%)の決算発表を受 けて、ナスダックは下落して取引を開始した。オラクルの決算は 予想を下回ったクラウド売上高やAI投資の拡大が失望され、 エヌビディア(-1.6%)など半導体株に売りが広がった。一方、NY ダウは朝方から堅調に推移。アナリストが投資判断を「買 い」に引き上げたビザ(+6.1%)など金融セクターが高かった。 午後に入ると、26 年も利下げが継続し景気を支えるとの 見方から景気敏感株や消費関連株が買われ、NY ダウは 上値追いの展開に。上げ幅は一時約 700 ドルに達した。ま た、オープン AI が新型 AI「GPT-5.2」を発表したことを受け、 AI インフラ株が買い戻される中、ナスダックは下げ幅を縮めた。 最終的にNY ダウは史上最高値を更新して引けた一方、ナ スダックは下落して取引を終えた。個別では、「オープン AI に10 億ドルを投資し、動画生成にキャラクター提供へ」と伝わっ たウォルト・ディズニー(+2.4%)が上昇した。

経済指標動向

■新規失業保険申請件数、市場予想を上回る

労働省発表の 12 月 6 日終了週の新規失業保険申請件 数は 23.6 万件となり、市場予想(22.0 万件)を上回った。 一方、11 月 29 日終了週の失業保険継続受給者数は 183.8 万件となり、市場予想(193.8 万件)を大幅に下回っ た。

■9 月貿易収支、赤字幅は市場予想を下回る

商務省が発表した 9 月の貿易収支統計によると、財とサ ービスを合わせた貿易収支は 528 億ドルの赤字となり、市場 予想(631 億ドルの赤字)を下回った。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種48704.01646.261.34
ナスダック 総合指数23593.86-60.29-0.25
フィラデルフィア 半導体株指数7411.48-56.00-0.75
S&P 5006901.0014.320.21
ヨーロッパFTSE100指数9703.1647.630.49
ドイツ DAX指数24294.61164.470.68
ユーロ・ストックス50指数5753.9645.840.80
CAC40指数8085.7663.070.79
スペイン IBEX35指数16883.00120.500.72
スイス SMI指数12905.17-16.31-0.13
イタリア FTSE MIB指数43702.01236.670.54
ポルトガル PSI全株指数5175.39-23.81-0.46
アイルランド ISEQ全株指数12919.56180.471.42
アムステルダム AEX指数947.023.280.35
ベルギー BEL20指数5000.5011.400.23
OMX コペンハーゲン20指数1594.1837.162.39
OMXヘルシンキ全株指数12010.6337.270.31
ノルウェー OBX株価指数1554.8712.000.78
OMX ストックホルム30指数2829.0418.460.66
アジア香港 ハンセン指数25530.51-10.27-0.04
中国 上海総合指数3873.32-27.18-0.70
加権指数28024.75-375.98-1.32
韓国総合株価指数4110.62-24.38-0.59
コスダック指数934.64-0.36-0.04
ST指数4520.838.930.20
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)57.60-0.86-1.47
ICE WTI Crude Oil Futures Co57.88-0.58-0.99
ICEブレント原油先物61.58-0.63-1.01
NY改ガソリン先物175.98-2.17-1.22
ICE 軽油先物640.75-5.00-0.77
NY天ガス (ヘンリーハブ)4.23-0.36-7.92
ICE Natural Gas Future70.460.761.09
Dalian Commodity Exchange Ir762.00-1.00-0.13
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C102.300.860.85
貴金属Gold Spot   $/Oz4279.67-0.51-0.01
Silver Spot  $/Oz63.580.020.03
CMX550.1514.802.76
プラチナ 先物(NYMEX)1713.2066.004.01

<日本株ADR>

全体的に堅調

◇上昇銘柄◇

2503(キリンHD) 缶酎ハイブランド”氷結”を米国販売へ。まずはフロリダ州とハワイ州で

8309(三井住友トラスト) 大和証が目標株価を5100円に上げ(前回:4700円)

◇下落銘柄◇

6594(ニデック) ADRでは売り、来週19日引け基準のFTSE指数リバランスでは想定売り需要270万株(57億)程度あり

6481(THK) SMBC日興が「中立」に格下げ、目標株価は4600円(前回:4800円)

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
9684スクウェア・エニックス・ホールディングス3083.002790293.0010.50
9984ソフトバンクグループ18370.46172251,145.466.65
5706三井金属18463.7917580883.795.03
9501東電力HD653.31626.327.014.31
8601大和証G1406.171355.550.673.74
9766コナミグループ23059.3522260799.353.59
3105日清紡HD1310.51127436.512.87
6460セガサミーHD2653.68258271.682.78
2503キリンHD2372.142309.562.642.71
8411みずほ5716.465571145.462.61
8252丸井グループ3160.78308278.782.56
8591オリックス4442.514340102.512.36
8309三井住友トラストG4674.284567107.282.35
6762TDK2327.03227552.032.29
5631日製鋼所9040.578847193.572.19
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
6594ニデック1767.051995-227.95-11.43
6028テクノプロHD4428.824850-421.18-8.68
3092ZOZO1219.511291.5-71.99-5.57
2267ヤクルト2258.592375-116.41-4.90
6976太陽誘電3460.993635-174.01-4.79
6753シャープ749.25785.4-36.15-4.60
4188三菱ケミカルグループ843.08882.2-39.12-4.43
3591ワコールHD4261.144445-183.86-4.14
7779CYBERDYNE185.10190-4.90-2.58
6481THK4187.414256-68.59-1.61
7731ニコン1821.491848-26.51-1.43
7453良品計画2997.603041-43.40-1.43
8113ユニチャーム877.30889-11.70-1.32
9005東急1749.941768-18.06-1.02
6963ローム2130.572152.5-21.93-1.02

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・米 予想通りの利下げ 次の焦点は日銀会合 銀行セクター 三菱UFJ、みずほなどマーク

・東洋水産 物価上昇で即席めん再評価 円安で最高業績上振れも

・TOPPANが最高値 富士フィルムは4日続伸 半導体関連の材料を好感

・ANYCOLOR 成長に陰りなし 市場予想未達で急落も…悲観氏は不要 2度目の上方修正、配当増額も

▼NIKKEI Prime▼

・三井金、全固体電池支える万能素材 正極・負極・電解質で

・マイニング用半導体 日本の新興2社、中国独走に待った

・ワーナー買うNetflix 動画配信台頭で消える「国民的番組」

▼日刊工業新聞▼

・ROIC目標先送り ソニーセミコン 設備投資優先 27-29年度

・税制支援で資源調達強化 政府リスク低減 投資後押し

・日本は利上げ濃厚 長期金利上昇が重し

▼化学工業日報▼

・三井化学アメリカ 米国製品 供給網見直し 輸入原料の現地生産検討

・インド工業塩大手 ランカーズ 日本市場参入 長契に軸足 カスタマイズ強み 韓国の実績背景に

・大八化学 機能性難燃剤で量産体制 福井工場に新棟竣工 26年に本格稼働予定

▼日経MJ▼

・ダーツ刺さった 観て・推して 「愛好者」700万人、マック超え3,700店に設置 プロに店で会える親近感

・3Rが消費リード リアル・レトロ・レイワ 夢中の時 自然と断スマホ

・サンリオ、海外攻略の極意は 悪い子キティなどバズ狙わず

・訪日客満足のラーメン店「一蘭」1位 「味集中カウンター」など評価

・Aiロボティクス「Brighte『SHOWER DRYER』」 「乾かして潤う」潜在ニーズ発見

<本日の相場>

本日の日本株は反発を想定する。前日の米主要3指数はまちまち。オラクルなど主力ハイテク株が下落した一方、米利下げ観測の高まりなどをうけ、景気敏感株を中心に上昇し、NYダウは続伸した。また、引け後に発表されたブロードコムの4Q決算は、売上高、EPSが市場予想を上振れたほか、AI半導体の需要堅調が継続する見通しなどが示された。日本株市場はこうした動きを好感するとみられ、朝方から大型株を中心に買い優勢となりそうだ。もっとも、来週初には日銀短観12月調査が予定されているほか、18-19日には日銀金融政策決定会合を控える。様子見ムードの高まりなどから積極的な買いは継続しづらいと考えており、買い一巡後は方向感に乏しい値動きとなりそうだ。

〇AI関連株は循環物色が続こう

今週は生成AIを巡る競争の構図が意識された。ChatGPTの優位性に揺らぎが生じるとの懸念から、オープンAIやオラクルと関係が深いソフトバンクG(9984)が前週末比で11%下落した一方、アルファベットのTPU関連で活躍が期待されるTOPPANHD(7911)が8%上昇したことをはじめ、幅広い半導体関連銘柄が買われた。両陣営で明暗が分かれる展開となったが、生成AIを巡る競争は、相互に作用しつつ市場全体の成長を後押しすると考えている。10月までの相場と比べて物色の裾野が広がっていることから、部材メーカーや半導体製造装置など、出遅れ感のある銘柄への循環物色が続きそうだ。

〇改めて商社株に注目

改めて商社株に注目したい。前日の日本株市場では幅広い銘柄が売られる一方、三井物産(8031)や住友商事(8053)など総合商社株の一角に買いが入った。2022年に施行された「経済安全保障推進法」は、重要物資の安定供給やサプライチェーンの強靭化を国家戦略として明確に位置づけている。高市政権は当法案の改正を視野に、ASEANとの連携強化や重要事業の海外展開支援を進める方針だ。また、日本のエネルギー輸入は依然として中東依存度が高く、南シナ海を通過するシーレーンには地政学的リスクが存在する。このため、エネルギー安全保障の観点からも、豪州や北米を念頭とした調達先の多様化が進むと考える。こうした構造的な変化は、資源・エネルギー分野に強みを持つ総合商社にとって商機となることが期待できよう。

<材料銘柄>

  • 積水ハウス (1928): 「中立」に格下げ、目標株価は3900円-SMBC日興
  • 横浜FG(7186): 「アウトパフォーム」に新規格付け-岩井コスモ証券
  • 三井ハイ (6966): 連 3Q 営利 -19.5% 92億3000万円
  • タイミー (215A): 連 通期 営利 67億5000万円
  • ビジョナル (4194): 連 1Q 営利 +29.6% 70億7000万円
  • アインHD (9627):  連 中間 営利 +79.1% 105億2000万円
  • THK (6481): 「中立」に格下げ、目標株価は4600円-SMBC日興
  • FCC (7296): 「アウトパフォーム」に格上げ-SMBC日興
  • カナデビア (7004): 「中立」に格下げ、目標株価は990円-SMBC日興
  • Pウォータ (2588): 光通信から保有全株を自己株として取得へ-上場基準維持
  • センコーG (9069): ダルトン・インベストメンツの株持ち分が7.1%に上昇
  • ラクスル (4384):MBOを実施へ、1株1710円で
    • 連 1Q 営利 +15.8% 11億3000万円
  • 酉島製作所 (6363): 通期 連 業績予想修正
  • データセク (3905): エヌビディア製GPUサーバー取得へ、約815億円で
  • 巴工業 (6309): 連 通期 営利 +13.8% 53億5000万円

<本日の予定>

【国内】

・閣議

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・10月の鉱工業生産(確報値、経産省、13:30)

・JPX山道CEOの記者会見(15:30)

・株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出

・10月期決算=神戸物産

・東証グロース上場=フィットクルー

【海外】

・特になし

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
15:30446Aノースサンド 3903gumi 6656インスペック
15:309166GENDA 3930はてな 6778アルチザ
168Aイタミアート 3931バリュゴルフ 6898トミタ電機
1758太洋基礎 3974SCAT 7097さくらさ
186Aアストロスケール 3976シャノン 7126グローバルス
211Aカドス 4075ブレインズ 7131のむら産
212Aフィットイージ 4174アピリッツ 7279ハイレックス
2373ケア21 4175coly 7614オーエムツー
2978ツクルバ 4378CINC 7674NATTYHD
2991ランドネット 4382HEROZ 7692Eインフィニティ
3038神戸物産 4431スマレジ 7827オービス
3121マーチャント 4446Link-UG 7850総合商研
3159丸善CHI 456Aヒューマンメイト 7878光・彩
3161アゼアス 4813ACCESS 7901マツモト
324AブッキングR 4934Pアンチエイジ 8013ナイガイ
3320クロスプラス 4996クミアイ化 8077トルク
3361トーエル 5079ノバック 8079正栄食
3418バルニバーヒ 5131リンカーズ 9163ナレルG
3419アートグリーン 5248テクノロジー 9235売れるネG
3421稲葉製作 5971共和工業 9237笑美面
3444菊池製作 6037楽 待 9240デリバリコン
3480J.S.B. 6049イトクロ 9242メディ総研
3524日東網 6091ウエスコHD 9254ラバブルマケ
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金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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