インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(2日発表分)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:利下げ観測が相場の支えとなる中、米国株は上昇して取引を開始した。住宅ローン業者にクレジットスコアの直接販売を発表したフェア・アイザック(+18.0%)などテクノロジーセクターが上昇し、ナスダックを押し上げた。もっともその後は、政府機関閉鎖の解決を巡る不透明感が相場の重しとなったほか、7-9月期の販売台数が市場予想を上回ったもののテスラ(-5.1%)など一般消費財セクターが売りに押され、主要3指数はマイナス圏に。午後に入り、金利低下が支えとなる中、前日の「インテルとの製造委託に向け協議」との報道が好感されたアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(+3.5%)など半導体株が上伸。AI電力需要で発電用タービン需要を押し上げるとの思惑からキャタピラー(+2.0%)など資本財・サービスセクターが上昇し、米国株は再びプラス圏で推移。引けにかけても主要3指数は小高く推移し、最終的に揃って終値で最高値を更新して取引を終えた。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種46519.7278.620.17
ナスダック 総合指数22844.0588.890.39
フィラデルフィア 半導体株指数6626.38126.101.94
S&P 5006715.354.150.06
ヨーロッパFTSE100指数9427.73-18.70-0.20
ドイツ DAX指数24422.56308.941.28
ユーロ・ストックス50指数5645.8164.601.16
CAC40指数8056.6389.681.13
スペイン IBEX35指数15496.20-42.60-0.27
スイス SMI指数12427.1867.050.54
イタリア FTSE MIB指数43078.13-1.45-0.00
ポルトガル PSI全株指数5319.5513.400.25
アイルランド ISEQ全株指数11706.3841.230.35
アムステルダム AEX指数958.9410.761.13
ベルギー BEL20指数4918.7310.960.22
OMX コペンハーゲン20指数1594.968.780.55
OMXヘルシンキ全株指数11034.04-8.90-0.08
ノルウェー OBX株価指数1576.50-5.34-0.34
OMX ストックホルム30指数2708.5931.501.18
アジア香港 ハンセン指数27287.12431.561.61
中国 上海総合指数3882.7820.250.52
加権指数26378.39395.481.52
韓国総合株価指数3549.2193.382.70
コスダック指数854.258.911.05
ST指数4395.2172.091.67
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)60.750.270.45
ICE WTI Crude Oil Futures Co60.48-1.30-2.10
ICEブレント原油先物64.11-1.24-1.90
NY改ガソリン先物185.200.100.05
ICE 軽油先物673.75-21.25-3.06
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.41-0.04-1.05
ICE Natural Gas Future80.260.250.31
Dalian Commodity Exchange Ir783.00-2.50-0.32
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C103.35-0.45-0.43
貴金属Gold Spot   $/Oz3853.24-3.34-0.09
Silver Spot  $/Oz46.91-0.08-0.18
CMX495.800.850.17
プラチナ 先物(NYMEX)1596.1010.100.64

<日本株ADR>

高安まちまち。医薬・非鉄は軟調

◇上昇銘柄◇

9202(ANA) チャート上では200日移動も割り込み、一目均衡表では雲の下限から3.6%程度下方に位置

6971(京セラ) ゴールドマンサックスが目標株価を2400円に上げ(前回:2300円)

◇下落銘柄◇

2229(カルビー) 大和証が目標株価を2800円に下げ(前回:3300円)

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7911TOPPANHD4146.283806340.288.94
9202ANA2924.922777147.925.33
7186横浜フィナンシャルグループ1164.671115.549.174.41
6971京セラ2034.86195282.864.24
4536参天製薬1737.43166770.434.23
4661OLC3619.163480139.164.00
9501東電力HD668.50643.125.403.95
9531東瓦斯5305.065111194.063.80
6370栗田工業5151.194971180.193.62
6501日立4040.273900140.273.60
9409テレビ朝日HD3342.353240102.353.16
2267ヤクルト2386.76232165.762.83
1878大東建3133.27305281.272.66
6988日東電工3583.82349192.822.66
7453良品計画2977.192903.573.692.54
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
6753シャープ767.41832.1-64.69-7.77
7164全国保証3040.803193-152.20-4.77
7779CYBERDYNE171.53180-8.47-4.70
2229カルビー2678.532802-123.47-4.41
7731ニコン1693.261747.5-54.24-3.10
6481THK3890.113980-89.89-2.26
9613NTTデータグループ3906.283965-58.72-1.48
4568第一三共3589.713639-49.29-1.35
4528小野薬1674.121697-22.88-1.35
6594ニデック2556.092591-34.91-1.35
7261マツダ1023.471037-13.53-1.31
1605INPEX2635.602665.5-29.90-1.12
5201AGC4722.724775-52.28-1.09
7974任天堂12650.8612785-134.14-1.05
4502武田薬4252.294297-44.71-1.04

<自社株買い進捗状況>

10月2日発表分 
進捗発表企業数:22
金額枠:251,783,000,000
進捗金額:103,977,174,441
充足率:41.30%
株数枠:1,063,785,000
進捗株数;151,019,000
充足率:14.20%

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・相次ぐ「ディスカウントTOB」 今月の“犠牲者”は三菱ロジ

・高松G 建築事業好調で最高益続く 株価に上昇余地ありと大和証

・メタプラネット急騰 BTC大幅収益で上方修正

・百貨店各社、2か月連続売り上げ増 阪神梅田本店、タイガース優勝で3割増

▼NIKKEI Prime▼

・9月新車販売、スズキが4カ月連続増 軽の首位も盤石

・ラピダス向けEUVマスク、DNP完成間近 異例の短納期

・石狩湾の洋上風力、北海道・東北電が参画 JERAから権益

▼日刊工業新聞▼

・経産省 次世代地熱770万kw開発 50年目標 全国に発電所建設

・丸紅、電力取引で新会社 国内価格安定化に寄与

・野村、生成AI人材育成 全社員対象にプログラム

▼化学工業日報▼

・ADEKA 半導体向け低温焼結品 銅ペースト 金属と高密着

・旭化成 膜・水処理事業 ソリューション型に転換 装置・サービス拡充

・クラボウ 化成品 半導体分野に的 熊本イノベ拠点に新棟 顧客密着で地の利

▼日経MJ▼

・アンパンマン・国宝 ブームの共通点 幼児や年配女性、強力なファン層 他世代巻き込み巨大市場形成

・壁ないオフィス、若手が企画 CCC、リーダー育成につなぐ

・野菜キャラ 中国で「好萌」 おやさい妖精さん 人気逆輸入 懐かしアニメ カプセルトイで復活 「賞味期限」長い 優しげな姿

<本日の相場>

本日の日本株相場は、方向感の乏しい展開となりそうだ。米政府機関の閉鎖による米国株への影響は引き続き限定的であり、今晩、雇用統計の発表が見送られても波乱はないだろう。他方、週末には自民党総裁選が控えている。少数与党の現状では、新総裁が誰かはあまり重要ではないだろう。むしろ、その後の政権人事、支持率の回復度合い、連立協議の行方などが焦点であり、総裁選の結果が株式市場に与える影響はあくまで短期的となりそうだ。

〇相場全体は不安定だが「健全な循環物色」は継続

日経平均は9月下旬以降、やや不安定な値動きとなっているが、個別では「健全な循環物色」が継続している点は前向きに捉えたい。例えば、国内に上場する主なテーマ型ETFの四半期毎のパフォーマンスを見ると、循環物色の流れが続いている。具体的には、1-3月はゲーム&アニメなど、コンテンツ関連株が好調であったが、4月以降はその流れが半導体やAI関連に波及している。他方、直近3ヵ月で見れば、高配当株などにも物色が広がり、各テーマ株が適度な「休息」を挟みながら上昇している。つまり、足元の日本株の強さは、指数の見た目だけではなく、「健全な循環物色」によって全体が底上げされていると言えよう。10月相場では短期的に過熱感のあるテーマ株が利益確定売りに押される場面もあろうが、中長期的にはあくまで循環物色の範囲内と捉え、押し目買いスタンスを維持したい。

〇安川電機の決算は受注動向に注目

本日は安川電機の26/2期中間決算が発表される。同社については、1Q時点から通期計画を下方修正したことがネガティブサプライズとなった。その後の株価は日米通商協議の合意を受けて一旦買い戻されたものの、足元では改めて上値の重い動きとなっている。今回の決算においては、上期の実績もさることながら、先行きの業績を占う上で重要な受注動向に注目したい。1Q受注額は前年同期比では6%減であったが、直前四半期比では1%増となり、中国や欧州などで改善の兆しが見られた。一方、半導体の前工程向けなどには不透明感も根強い。同社の受注動向は設備投資関連のほか、一部半導体関連企業の業績の先行きを見極める上でも注目できよう。

<材料銘柄>

  • 三井住友FG(8316):三井住友カード、「Vポイント」の運営会社を買収へ-日経
  • オリックス (8591): 子会社通じアイネット(9600)にTOBへ-1株2530円
  • 日東電 (6988): 「買い」に格上げ、目標株価は4000円-ゴールドマン・サックス
  • スカパJHD (9412): 「買い」格付け再開、目標株価は1800円-ゴールドマン・サックス
  • ニチコン (6996): 「中立」に格下げ、目標株価は1500円-ゴールドマン・サックス
  • ユニ・チャーム (8113): 「オーバーウエート」に格上げ-モルガン・スタンレー
  • ダイヘン (6622): 「イコール・ウエート」に格下げ-モルガン・スタンレー
  • JT(2914):「オーバーウエート」に格上げ-JPモルガン
  • ファストリ (9983): 9月国内ユニクロ既存店売上高-1%
  • カプコン (9697):「アウトパフォーム」に格上げ-大和証券
  • キユーピー (2809): 通期売上高予想上方修正、市場予想とほぼ同じ
  • 薬のアオキ (3549): 1Q営業利益、市場予想下回る
    • 9月既存店売上高+3.4%
  • 霞ヶ関キャ (3498): 連 通期 営利 +121.8% 189億3000万円
  • ダイセキ (9793): 2Q営業利益、市場予想下回る
    • 子会社のダイセキ環にTOB実施へ-1株1850円で
  • オンワドHD (8016): 2Q営業利益3.830億円-前年同期1.810億円
  • ニトリHD (9843): 9月既存店売上高-2.9%
  • 良品計画 (7453): 9月直営既存店売上高 – 1.1%
  • 大東建 (1878): 9月建設事業受注高-6%
  • ABCマト (2670): 9月既存店売上高+1.3%
  • Uアローズ (7606): 9月小売+ネット通販既存店売上高+2.6%

<本日の予定>

【国内】

・閣議

・8月の失業率(総務省、8:30)

・8月の有効求人倍率(厚労省、8:30)

・10月の日銀当座預金増減要因見込み(8:50)

・日銀の植田和男総裁が大阪経済4団体共催懇談会で挨拶(10:00)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・需給ギャップと潜在成長率(日銀、14:00)

・日銀の植田総裁が記者会見(14:00)

・3~8月期決算=安川電

・東証グロース上場=オーバーラップホールディングス

【海外】

・韓国、中国(上海・深セン)市場が休場

・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁がオランダ中央銀行主催のシンポジウムで基調講演(19:05)

・9月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数(23:00)

・ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演(4日2:40)

<お断り>米連邦政府機関の一部閉鎖(シャットダウン)に伴い、9月の米雇用統計は発表日程が流動的なため、掲載を見送りました。

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
1376カネコ種 4394エクスモーション 6506安川電
3321ミタチ 6093エスクローAJ 7975リヒトラブ
3377バイク王 6279瑞 光 8931和田興産
3612ワールド 6392ヤマダ 9842アークランズ

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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