インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄 
●今週の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:週間ベースではNYダウが+1.6%、S&P500が+1.7%、ナスダックが+2.1%だった。7-9月期の貸倒引当金が市場予想を下回ったフィフス・サード・バンコープ(+1.3%)など地銀株が買い戻され、信用不安が和らぐ中、米国株は横ばい圏で取引を開始した。通期業績見通しのレンジ下限を引き上げたアメリカン・エキスプレス(+7.3%)など金融セクターが堅調だった。もっとも午後にかけては、トランプ氏の「減量薬の価格引き下げ」発言を受けて、イーライリリー(‐2.0%)などヘルスケアセクターが一時売りに押され、米国株はマイナス圏で推移する場面も。その後、トランプ氏が「中国との貿易交渉は非常に順調に進んでいる」と表明したことが好感され、主要3指数は揃って上昇。引けにかけては、5年契約でF1の米国配信権を獲得したアップル(+2.0%)などテクノロジーセクターが買われ、米国株は堅調推移が続いた。最終的に、主要3指数は反発して取引を終えた。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種46190.61238.370.52
ナスダック 総合指数22679.97117.430.52
フィラデルフィア 半導体株指数6777.98-22.04-0.32
S&P 5006664.0134.940.53
ヨーロッパFTSE100指数9354.57-81.52-0.86
ドイツ DAX指数23830.99-441.20-1.82
ユーロ・ストックス50指数5607.39-44.62-0.79
CAC40指数8174.20-14.39-0.18
スペイン IBEX35指数15601.10-44.70-0.29
スイス SMI指数12644.49-57.59-0.45
イタリア FTSE MIB指数41758.11-616.07-1.45
ポルトガル PSI全株指数5478.39-48.72-0.88
アイルランド ISEQ全株指数11438.22-213.48-1.83
アムステルダム AEX指数955.86-3.14-0.33
ベルギー BEL20指数4963.34-47.51-0.95
OMX コペンハーゲン20指数1561.52-49.82-3.09
OMXヘルシンキ全株指数11229.96-112.31-0.99
ノルウェー OBX株価指数1549.38-20.87-1.33
OMX ストックホルム30指数2701.40-40.43-1.47
アジア香港 ハンセン指数25247.10-641.41-2.48
中国 上海総合指数3839.76-76.47-1.95
加権指数27302.37-345.50-1.25
韓国総合株価指数3748.890.520.01
コスダック指数859.54-5.87-0.68
ST指数4328.93-27.27-0.63
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)57.790.250.43
ICE WTI Crude Oil Futures Co57.730.190.33
ICEブレント原油先物61.500.210.34
NY改ガソリン先物183.76-0.01-0.01
ICE 軽油先物636.003.000.47
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.160.154.92
ICE Natural Gas Future80.69-1.68-2.04
Dalian Commodity Exchange Ir765.50-6.00-0.78
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C104.100.180.17
貴金属Gold Spot   $/Oz4260.438.610.20
Silver Spot  $/Oz51.88-0.04-0.08
CMX501.304.350.88
プラチナ 先物(NYMEX)1643.1023.601.46

<日本株ADR>

堅調に推移した銘柄多い

◇上昇銘柄◇

2269(明治HD) 抗菌薬の原料を生産する設備が岐阜県内に完成と発表。30年ぶりの国内での生産を再開

7013(IHI) CLSAが目標株価を3100円に上げ(前回:2570円)

◇下落銘柄◇

8795(T&D HD) 25年度下期の資産運用計画を発表。超長期国債を中心に円債を1450億円程度積み増す方針

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7956ピジョン1942.151770.5171.659.69
1812鹿島5027.204639388.208.37
8830住友不動産7165.146685480.147.18
6849日本光電1843.631735.5108.136.23
2267ヤクルト2536.922401.5135.425.64
9532大瓦斯4365.894144221.895.35
6448ブラザー工業2689.652583106.654.13
2269明治HD3105.70300996.703.21
7731ニコン1858.301800.557.803.21
6460セガサミーHD2946.202865.580.702.82
7013IHI2828.84275276.842.79
8411みずほ4687.144569118.142.59
4385メルカリ2323.26226657.262.53
8113ユニチャーム990.09968.321.792.25
6857アドバンテス17236.3416870366.342.17
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
3092ZOZO1224.831291-66.17-5.13
5801古河電気工業8716.739092-375.27-4.13
2229カルビー2798.742902-103.26-3.56
5201AGC4626.954792-165.05-3.44
5713住友金属鉱山5272.475448-175.53-3.22
5020ENEOS888.83912.1-23.27-2.55
2801キッコーマン1258.311290.5-32.19-2.49
2875東洋水産10102.5610350-247.44-2.39
7453良品計画3057.553131-73.45-2.35
6753シャープ824.58840.2-15.62-1.86
5706三井金属13429.4513675-245.55-1.80
8795T&DHD3295.293355-59.71-1.78
4528小野薬1784.421812.5-28.08-1.55
7752リコー1309.091328-18.91-1.42
6028テクノプロHD4790.964846-55.04-1.14

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・田中貴金属 小型地金を販売停止 金価格高騰で需要急増

・Hmcomm アライアンス戦略が順調 今期業績は下期から加速

・サンバイオが値荒い 世界初“脳の再生医療”実現化へ

・三井E&S、上値追い 環境対応エンジンの需要増

▼NIKKEI Prime▼

・日産、E2E自動運転にLiDARとミリ波 ルールベース併用

・インテル、「18A」で造る初のMPU 量産25年内に開始へ

・高砂熱学、小水力でグリーン水素製造 岐阜・高山の企業と

▼日刊工業新聞▼

休刊

▼化学工業日報▼

・日油 再生医療素材 相次ぎ開発 凍結保存液 3次元培養向け戦列 磁性細胞分離用試薬も

・エンバリオジャパン PAで日本市場開拓 車・電気電子分野狙い

・工業用粘着テープ 電子機器「川中」工程シフト DIC、デザイン変更考慮 グローバル体制強化も

▼日経MJ▼

・都会へ出た産直所のアマゾン わくわく広場、生産者ファーストで全国180店 欠品OK 値決めご自由に

・ゼブラ、IP投資を3倍 石川社長「新事業、全体1割超に」 デジタルペンで脳の変化研究

・居住満足度「みなとみらい」首位 大東建託、首都圏調査 タワマン集積で5年連続

<今週の相場>

今週の日本株相場は堅調に推移しよう。市場が注目する国内の政局動向に関しては、本日、維新の会が首相指名選挙に向けた自民党との政策協議について最終調整を行う見通し。自民党との協議がまとまれば、21日に召集予定の臨時国会における首相指名選挙で高市氏が首相に選任される可能性が高まる。高市ラリーが再び株式相場を押し上げる場面がみられそうだ。防衛や半導体関連のほか、ペロブスカイトや核融合などのテーマ株の動向が注目されよう。

〇投資家の関心は次第に企業業績へ向かおう

10月下旬からは国内主要企業の7-9月期決算発表がスタートすることから、買い戻し一巡後は徐々に「森よりも木を見る」流れが強まろう。4-6月期決算の発表時には、前年同期より円高が進んだことや米関税政策への不透明感などから、TOPIX採用の3月期決算企業の約9割が通期会社計画を据え置いた。一方、アナリストによる企業の業績に対する強気・弱気度合の変化を示すコンセンサスDIは、製造業・非製造業ともに改善が続いている。生成AIなどに関連する積極投資に加え、企業の景況感にも改善がみられるなか、底堅い企業業績への期待は引き続き日本株相場を下支えしよう。なお、一足早く決算発表がスタートしている米国株市場では、今週よりテスラやインテル、テキサス・インスツルメンツなどのグローバル企業の決算発表が本格化する。米関税政策の影響を見極めるうえで、業績の先行き見通しなどに関する経営陣の発言への関心が高まろう。

〇業績好調な内需株に注目

物色面では、春以降伸び悩みがみられる内需株に注目したい。2月期決算企業の2Q決算では、値上げや客単価の上昇などを追い風に、小売企業に好調な決算がみられた。足元の日本株市場は、輸出株や半導体関連株が物色されている。ただ、投資家の関心が企業の業績動向へと移るなか、業績が好調な内需株への見直し余地は大きいだろう。なかでも、前回決算発表時に好決算が目立ったNEC(6701)や富士通(6702)などのDX関連株のほか、サンリオ(8136)や任天堂(7974)などエンタメ関連株への投資妙味が大きいとみる。

<材料銘柄>

  • 大手銀行株: 3メガ銀がステーブルコイン共同で発行、三菱商が決済で利用へ-日経
    • 金融庁:銀行による投資目的の暗号資産取得で制度改正検討へ-読売
  • 野村HD (8604): 破綻の米ファースト・ブランズ関連債権13億円保有-日経
  • 川崎重工 (7012): R&Iが格付け見通しをポジティブに変更、従来は安定的
  • IHI (7013): R&Iが格付け方向性をポジティブに変更-従来は安定的
  • キリンHD (2503): キリンビバレッジが「トロピカーナ」の一部商品を値上げへ、7-46%
  • アスクル (2678): システム障害、「身代金型」ウイルスに感染-受注・出荷停止
  • キャッシュリッチ企業: 金融庁:上場企業に現預金使途の説明責任、統治指針改訂へ-日経
  • KePr技 (6036): 「ポジティブ」格付け再開-ストーム・リサーチ
  • 日証金 (8511): シンフォニーの株持ち分が23.3%に低下-変更報告
  • ナガワ (9663): シンフォニーの株持ち分が15.9%に上昇-変更報告
  • インフォM (2492): シンフォニーの株持ち分が23.8%に上昇-変更報告
  • ニチレキG (5011): シンフォニーの株持ち分が16.3%に上昇-変更報告
  • 応用地質 (9755): シンフォニーの株持ち分が12.6%に上昇-変更報告
  • デンヨー (6517): シンフォニーの株持ち分が13.7%に上昇-変更報告
  • フルマルHD (7128): シンフォニーの株持ち分が16.9%に低下
  • 岩井コスモ(8707): 中間 連 業績予想修正
  • アイザワ証 (8708): 中間 連 業績予想修正
  • ソフト99 (4464):MBO価格、1株2680円に引き上げ-従来1株2465円

<今週の予定>

◇20日(月)

・日銀の高田審議委員が広島県で開かれる中国経済連合会で講演(12:50)

・9月の主要コンビニエンスストア売上高(日本フランチャイズチェーン協会、14:00)

・10月の中国最優遇貸出金利(LPR、10:00)

・9月の中国70都市の新築住宅価格動向(10:30)

・7~9月期の中国国内総生産(GDP、11:00)

・9月の中国工業生産高(11:00)

・9月の中国小売売上高(11:00)

・9月の中国固定資産投資(11:00)

・9月の中国不動産開発投資(11:00)

・シンガポール、マレーシア市場が休場

・8月のユーロ圏経常収支

◇21日(火)

・閣議

・臨時国会召集

・9月の白物家電出荷額(JEMA、10:00)

・10年物クライメート・トランジション国債の入札(財務省、10:30)

・9月の食品スーパー売上高(日本スーパーマーケット協会など、13:00)

・9月の首都圏マンション販売(不動産経済研究所、14:00)

・アジア太平洋経済協力会議(APEC)財務大臣会合(仁川、22日まで)

・インド市場が時間限定の特別取引

・海外7~9月期決算=ネットフリックス、スリーエム(3M)、コカ・コーラ

◇22日(水)

・9月の貿易統計(財務省、8:50)

・10月の主要銀行貸出動向アンケート調査(日銀、8:50)

・実質輸出入の動向(日銀、14:00)

・トルコ中銀が政策金利を発表

・インド市場が休場

・インドネシア中銀が政策金利を決定

・9月の英消費者物価指数(CPI)

・米20年債入札

・海外7~9月期決算=テスラ、IBM

◇23日(木)

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)

・9月の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会、14:00)

・10月の金融システムレポート(日銀、15:00)

・4~9月期決算=光世

・東証グロース上場=サイバーソリューションズ

・韓国中銀が政策金利を発表

・タイ市場が休場

・9月の米中古住宅販売件数(23:00)

・海外7~9月期決算=インテル、ハネウェル・インターナショナル

◇24日(金)

・閣議

・9月の全国消費者物価指数(CPI、総務省、8:30)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・8月の景気動向指数改定値(内閣府、14:00)

・9月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)

・4~9月期決算=信越化、今村証券、岩井コスモ

・1~9月期決算=中外薬

・東証グロース上場=インフキュリオン

・台湾市場が休場

・9月の英小売売上高

・10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI、速報値)

・9月の米消費者物価指数(CPI、21:30)

・10月の米PMI(速報値、S&Pグローバル調べ)(22:45)

・10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、確報値)(23:00)

・海外7~9月期決算=プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)

(注)時間は日本時間

〈お断り〉米連邦政府機関の一部閉鎖(シャットダウン)に伴い、発表日程が流動的なため一部掲載を見送った経済指標があります。

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
15:305933アルインコ     –3226三井不アコ     –8953都市ファント

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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