インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(7日発表分)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:利下げ観測が支えとなる中、米国株は小高く取引を開始した。今後4年間の業績見通しを大幅に上方修正したデル・テクノロジーズ(+3.5%)などテクノロジーセクターが一時上昇。もっともその後は、高値警戒感や政府機関閉鎖による米経済への影響を巡る不透明感が重しとなったほか、「クラウド事業の利益率が多くのアナリスト予想を下回っている」と報じられたオラクル(-2.5%)が売られ、主要3指数は揃ってマイナス圏へ。午後に入り、堅調な3年債入札を受けて金利が低下し、好配当の生活必需品や公益事業セクターが買われ、米国株は下げ渋る展開に。引けにかけて、価格3万9990ドルからの「Model Y」廉価版を発表したテスラ(-4.4%)など一般消費財セクターが売りに押され、最終的に主要3指数は下落して取引を終えた。S&P500は8日ぶりに反落。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種46602.98-91.99-0.20
ナスダック 総合指数22788.36-153.31-0.67
フィラデルフィア 半導体株指数6634.76-139.30-2.06
S&P 5006714.59-25.69-0.38
ヨーロッパFTSE100指数9483.584.440.05
ドイツ DAX指数24385.787.490.03
ユーロ・ストックス50指数5613.62-15.10-0.27
CAC40指数7974.853.070.04
スペイン IBEX35指数15527.00-29.70-0.19
スイス SMI指数12521.79-29.57-0.24
イタリア FTSE MIB指数43070.95-75.18-0.17
ポルトガル PSI全株指数5375.87-44.15-0.81
アイルランド ISEQ全株指数11742.6163.320.54
アムステルダム AEX指数960.71-6.23-0.64
ベルギー BEL20指数4912.330.050.00
OMX コペンハーゲン20指数1616.08-19.64-1.20
OMXヘルシンキ全株指数11039.9318.910.17
ノルウェー OBX株価指数1576.02-19.53-1.22
OMX ストックホルム30指数2722.12-19.18-0.70
アジア香港 ハンセン指数26957.77-183.15-0.67
中国 上海総合指数3882.7820.250.52
加権指数27211.95450.891.68
韓国総合株価指数3549.2193.382.70
コスダック指数854.258.911.05
ST指数4472.2650.551.14
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)61.730.040.06
ICE WTI Crude Oil Futures Co62.050.360.58
ICEブレント原油先物65.750.280.43
NY改ガソリン先物189.39-0.77-0.40
ICE 軽油先物673.755.250.79
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.500.144.20
ICE Natural Gas Future85.550.380.45
Dalian Commodity Exchange Ir783.00-2.50-0.32
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C104.050.100.10
貴金属Gold Spot   $/Oz3984.8523.870.60
Silver Spot  $/Oz47.83-0.68-1.41
CMX509.755.951.18
プラチナ 先物(NYMEX)1649.80-9.50-0.57

<日本株ADR>

ハイテクは総じて堅調、US下落も為替が円安

◇上昇銘柄◇

3591(ワコール) 中長期経営戦略「Vision2030」を発表。

6370(栗田工) 中期経営計画を公表。2028年3月期に売上高4700億円目標(現水準から+16%程度)

◇下落銘柄◇

6723(ルネサス) TOPIX FFWの掛け目が0.7から0.35に減少。10月末は売り方向

6753(シャープ) TOPIX FFWの掛け目が0.3から0.25に減少。10月末は売り方向

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
4536参天製薬1643.56157073.564.69
3591ワコールHD5924.685663261.684.62
6370栗田工業5383.345198185.343.57
7186横浜フィナンシャルグループ1140.771109.531.272.82
5401日本製鉄640.99624.216.792.69
7912大日本印刷2664.332597.566.832.57
6361荏原製作所3821.80373388.802.38
6028テクノプロHD4948.144843105.142.17
7459メディパル2629.39257455.392.15
7453良品計画2712.932656.556.432.12
8113ユニチャーム993.43974.818.631.91
2579コカ・コーラBJH2591.41254348.411.90
6861キーエンス61209.6260210999.621.66
7201日産自390.38384.65.781.50
6471日本精工787.4177611.411.47
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
9613NTTデータグループ3645.603965-319.40-8.06
2269明治HD2892.183050-157.82-5.17
3092ZOZO1300.261346-45.74-3.40
5201AGC4777.264936-158.75-3.22
2875東洋水産10209.2010535-325.80-3.09
6723ルネサス1825.841871-45.16-2.41
6753シャープ867.35887-19.65-2.22
6594ニデック2585.342623.5-38.16-1.45
4528小野薬1727.101749.5-22.40-1.28
8035東エレク29717.7230090-372.28-1.24
9843ニトリHD2521.542549.5-27.96-1.10
6857アドバンテス17831.5418005-173.46-0.96
7731ニコン1844.071861.5-17.43-0.94
7261マツダ1069.381078-8.62-0.80
8795T&DHD3508.893537-28.11-0.79

<自社株買い進捗状況>

10月7日発表分 
進捗発表企業数:5
金額枠:333,679,328,500
進捗金額:179,975,513,900
充足率:53.94%
株数枠:301,134,100
進捗株数;113,672,300
充足率:37.75%

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・ドローン関連の一角、急騰 ACSLは米国市場拡大へ

・住友不 6%高の手掛かりは… 毎度おなじみ「エリオット」話

・NTT ブロードコムと提携 光電融合デバイスを展開

▼NIKKEI Prime▼

・トヨタのAI特許5倍、E2E自動運転備え 自前ホンダは4倍

・資生堂、100万人フォローの美容部員 炎上は「反省会」で防ぐ

・「EV買うなら」テスラ2割で世界首位 トヨタ2位、BYD越え

▼日刊工業新聞▼

・インドでLNG販売 大ガス、自社調達供給

・NY金、初の4000ドル突破 つなぎ予算否決で経済不安

・スズキ、湖西塗装工場で成果 「スマートファクトリー」プロ推進 デジタル駆使、エネ極小化

▼化学工業日報▼

・三井化学 機能素材CDMO参入 植物細胞培養を駆使

・信越ポリマー 中国で半導体分野 育成 容器・検査用コネクターなど 現法売上高3割増へ

・太陽HD エレキ事業「3つの成長戦略」 ソルダーレジスト 既存維持と市場開拓 次世代パッケージ 絶縁材料ニーズ捉え 基板以外の新分野 センサーやMEMS

▼日経MJ▼

・日韓で実写作品、狙うは海外 TBS、CJとドラマ・映画共作 企画1年、脱ギリギリ納品

・ウエルシア、弁当・総菜3倍の210種 今期新業態9店、まず茨城 イオンの物流・ノウハウ活用

・中国・スターカラオケ、渋谷に上陸 海外1号店、日本に100店計画 照明、クラブモード・音連動も

<本日の相場>

本日の日本株相場はもみ合いを想定する。米ハイテク株下落で、これまで堅調に推移してきた半導体関連には利喰いのキッカケとなりそうだ。一方、151円台後半までドル高円安が進んでおり、輸出関連をサポートしよう。アドテスト、東エレク、SBGのスリートップが伸び悩めば、日経平均の上値は重くなりそうだが、昨日は鉄鋼や化学、非鉄などに買いが向かった。NT倍率は一時14.95倍まで上昇したあと5営業日ぶりに低下しており、日経平均が伸び悩んでも、過熱感のないTOPIXは堅調に推移しそうだ。

〇変わる日本への期待

積極財政の経済政策姿勢を好感した「高市トレード」で、日経平均・TOPIXともに連日で史上最高値を更新した。足元で進んでいる党内人事や今後の野党との連携、そして肝心の政策など、その実効性を見極める必要はあるものの、期待が続くうちは相場の大崩れはないとみている。また、日経平均の予想PERが18倍台半ばまで上昇しているが、先高期待の裏返しでもあり、アベノミクス初期では23倍程度まで買われている。当時はデフレ脱却で日本が変わることへの期待が高まった。今回は、高市新総裁が「賃金上昇が主導して需要が増え、緩やかに物価が上昇していくデマンドプル型のインフレへの移行が重要」と述べており、ソフトインフレは株価にとってもプラスだ。値上げも通り、企業の売上が増加し、結果、給料も増える。長いデフレを経験していることで発想の転換がなかなか進まないが、米国のように90年代以降、物価も賃金も上昇し、株価も上昇するといった動きが今後日本でも起こるのであれば、足元の株高の動きは至極当然といえそうだ。

〇半導体部材系に注目

急ピッチで上昇してきた主力の製造装置関連はさすがに買い疲れ感が出始めているが、これまでの上昇を考慮すれば健全な調整といえよう。AI・半導体関連の成長期待に変わりはなく、過熱感を冷ます局面も必要とみている。一方、半導体の部材系はそれほど過熱感はない。特に半導体材料は25日移動平均線乖離率は軒並み10%以下だ。応化工(4186)やフジミインコ(5384)に注目している。

<材料銘柄>

  • トヨタ (7203):「中立」に格下げ、目標株価は3100円-SBI証券
  • 日立 (6501): 日立とシーメンス、シュタッドラー・レールがSBBから14億フラン受注
  • 第一三共 (4568): T-DXD/DS-8201とペルツズマブ併用療法、一部変更承認申請
  • スバル (7270):「中立」に格上げ-UBS
  • 日産 (7201): ハイブリッドSUV供給でフォードやステランティスと協議-米誌
  • 日東電工 (6988): キャピタルRの株持ち分が7.6%に上昇-変更報告
  • フジHD (4676):「中立」に格下げ、目標株価は3600円-大和証券
  • テレ朝HD (9409):「中立」に格下げ、目標株価は3400円-大和証券
  • 小糸製 (7276):「イコール・ウエート」に格上げ-モルガン・スタンレー
  • ニチレイ (2871): 「中立」に格下げ、目標株価は1700円-大和証券
  • パルGHD (2726): 連 中間 営利 +19.4% 141億円
  • あいちFG (7389): ありあけキャピタルが株を保有-大量報告
  • サカタタネ (1377): 自己株TOBを実施へ-1株3285円で
    • 1Q営業利益、市場予想上回る
  • キッセイ (4547): リンザゴリクスの技術をカナダのサーチライトファーマに導出へ
  • 平和堂 (8276): 「アウトパフォーム」に格上げ-岩井コスモ証券
  • オリオンビール (409A): キャピタル・インターナショナルなどが株を保有-大量報告
  • わらべやH (2918): 連 中間 営利 +24.3% 52億9000万円

<本日の予定>

【国内】

・8月の毎月勤労統計(厚労省、8:30)

・9月の対外・対内証券売買契約(財務省、8:50)

・8月の国際収支(財務省、8:50)

・9月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)

・東証スタンダード上場=サイプレス・ホールディングス

【海外】

・ニュージーランド中銀が政策金利を発表(10:00)

・韓国、中国(上海・深セン)市場が休場

・タイ中央銀行が政策金利を決定

・ノーベル化学賞発表

・バー米連邦準備理事会(FRB)理事が講演(22:30)

・米エネルギー省の石油在庫統計(週間、23:30)

・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月16~17日開催分、9日3:00)

・バーFRB理事が講演(9日6:45)

(注)時間は日本時間

〈お断り〉米連邦政府機関の一部閉鎖(シャットダウン)に伴い、発表日程が流動的なため一部掲載を見送った経済指標があります。

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
15:002408KG情報 3543コメダ 8166タカキュー
2670ABC マート 4825WNIウェザー 9720グランド
2722IKHD 6183ベル24HD 9946ミニストップ
3141ウエルシアHD 7445ライトオン    
3490アズ企画 7730マニー    

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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