インデックスイベント2023年7月末

サマリー
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(3日発表分)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:傘下グーグルが反トラスト法違反を巡る裁判で「Chrome」事業の売却を免れ、アルファベット(+9.1%)が急伸する中、米国株は上昇して取引を開始した。コミュニケーションサービスセクターが堅調だった。またグーグルについて、裁判所が検索エンジンのデフォルト設定に第三者への支払いを禁止しない判断を示したことでアップル(+3.8%)が買われ、テクノロジーセクターも上昇。一方、原油安を受けてエネルギーセクターが下落し、NYダウは軟調推移が続いた。その後、米求人件数が市場予想を下回り、9月利下げ観測が強まる中、金利低下が株式相場の支えとなるも、労働市場の減速懸念が重しとなり、買いは限定的だった。慎重な業績見通しを示したインテュイティブサージカル(-5.9%)などヘルスケアセクターが相場の重しに。午後2時頃に発表されたベージュブックの相場への影響は限定的だったが、引けにかけて米国株は買い戻され、ナスダックは3日ぶりに反発して引けた。NYダウは終盤に下げを縮め、小幅に3日続落した。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種45271.23-24.58-0.05
ナスダック 総合指数21497.73218.101.02
フィラデルフィア 半導体株指数5592.82-12.64-0.23
S&P 5006448.2632.720.51
ヨーロッパFTSE100指数9177.9961.300.67
ドイツ DAX指数23594.80107.470.46
ユーロ・ストックス50指数5325.0133.970.64
CAC40指数7719.7165.460.86
スペイン IBEX35指数14789.4085.200.58
スイス SMI指数12200.00111.640.92
イタリア FTSE MIB指数41784.6657.080.14
ポルトガル PSI全株指数5026.44-18.92-0.38
アイルランド ISEQ全株指数11297.50152.681.37
アムステルダム AEX指数888.274.380.50
ベルギー BEL20指数4738.0012.760.27
OMX コペンハーゲン20指数1576.2711.220.72
OMXヘルシンキ全株指数10783.0753.540.50
ノルウェー OBX株価指数1546.13-12.40-0.80
OMX ストックホルム30指数2597.2019.570.76
アジア香港 ハンセン指数25343.43-153.12-0.60
中国 上海総合指数3813.56-44.58-1.16
加権指数24100.3083.520.35
韓国総合株価指数3184.4212.070.38
コスダック指数796.812.810.35
ST指数4289.33-9.18-0.21
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)63.97-1.62-2.47
ICE WTI Crude Oil Futures Co63.79-1.80-2.74
ICEブレント原油先物67.40-1.74-2.52
NY改ガソリン先物201.20-3.08-1.51
ICE 軽油先物700.00-3.50-0.50
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.060.061.83
ICE Natural Gas Future78.460.450.58
Dalian Commodity Exchange Ir776.50-2.00-0.26
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C103.350.110.11
貴金属Gold Spot   $/Oz3559.4226.260.74
Silver Spot  $/Oz41.210.330.80
CMX463.00-1.10-0.24
プラチナ 先物(NYMEX)1455.1042.903.04

<日本株ADR>

NASDAQの戻りで若干堅調な動き

◇上昇銘柄◇

7013(IHI) JPモルガンAMの同社株保有比率が6.18%から6.64%へ上昇

8309(三住トラスト) みずほ証が目標株価を5350円に上げ(前回:5300円)

◇下落銘柄◇

6594(ニデック) 中国子会社で不適切会計の疑いのため、第三者委員会を設置

7261(マツダ) 東海東京証が目標株価を1120円に上げ(前回:850円)

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
2269明治HD3580.823149431.8213.71
7779CYBERDYNE216.2119818.219.20
7013IHI15377.6714715662.674.50
9503関西電力2162.112085.576.613.67
2875東洋水産10862.4010495367.403.50
8795T&DHD3965.853843122.853.20
7912大日本印刷2606.38253076.383.02
6952カシオ計算機1279.79125227.792.22
6841横河電機4372.36428488.362.06
3092ZOZO1376.50134927.502.04
6586マキタ5032.10493993.101.88
8309三井住友トラストG4227.97415374.971.81
9202ANA3028.44298147.441.59
1878大東建16248.4315995253.431.58
7201日産自347.273425.271.54
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
6594ニデック2914.413120-205.59-6.59
2229カルビー2641.932758-116.07-4.21
6753シャープ838.19863.8-25.61-2.96
7951ヤマハ965.40990.5-25.10-2.53
6754アンリツ1700.441738.5-38.06-2.19
9613NTTデータグループ3890.323963-72.68-1.83
9531東瓦斯5634.235733-98.77-1.72
5020ENEOS875.95890-14.05-1.58
7731ニコン1607.521633-25.48-1.56
7261マツダ1021.821035-13.18-1.27
4528小野薬1706.001725.5-19.50-1.13
6273SMC43982.7344480-497.27-1.12
6702富士通3437.173475-37.83-1.09
6724エプソン1922.211942.5-20.29-1.04
8113ユニチャーム986.28996.3-10.02-1.01

<自社株買い進捗状況>

 

9月3日発表分 
進捗発表企業数:18
金額枠:434,545,400,000
進捗金額:235,621,896,253
充足率:54.22%
株数枠:186,590,000
進捗株数;70,210,600
充足率:37.63%

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・米国市場 不透明感拭えず 内需系優位の展開に 電鉄マーク 富士急、JR九州など

・F&LC デジローでDX化成功 中国事業も絶好調

・AIにより高まる一方の電力需要 関電の原発新設は切り札となるか

・日本でも広がる「BTC財務戦略」 メタプラネットは保有量世界第6位に浮上

▼NIKKEI Prime▼

・中国AIに「自立」の兆し DeepSeek支える国産半導体

・なじむWaymoと幻のTesla テキサスの街でロボタク乱立

・ARグラス国内新興Cellid「世界で勝つ」 挑む3つの壁

▼日刊工業新聞▼

・デジタル通貨 若者に照準 銀行が導入、市場広がる 口座獲得で取引活性化へ

・極地災害に最大5億円 小規模事業者復旧支援 企業庁、補助拡大

・機械内で簡単バリ取り スイス型自動旋盤 スター精密が新機種

▼化学工業日報▼

・ニコン 細胞CDMO1.5倍増床 50㍑3D培養体制も

・帝人の特殊PPS拡大期 強度・摺動性・耐湿熱性も訴求 車載軸に攻勢

・韓国JX金属 ターゲット材後工程増強 半導体回復で年度内

<本日の相場>

本日の日本株相場は、上値の重い展開となりそうだ。昨晩はナスダックが3営業日ぶりに反発したものの、エヌビディアは小幅に5日続落となるなど、大型テクノロジー株の弱い動きは続いている。また、米30年債利回りは4.9%台で高止まりとなっている。昨日は国内銀行株が大幅に下落するなど、「悪い金利上昇」に対する懸念も相場全体の重しとなろう。

〇海外投資家からの資金流入余地は依然大きい

足元で日本株相場の上値が重くなっている背景には、海外投資家からの資金流入がやや細っている点が挙げられよう。中長期資金の流出入を示唆する海外投資家の現物株の動向を見ると、4月から7月にかけては約5兆9,000億円の買い越しであったが、8月は約3,700億円の買い越しに留まっている(8月第3週現在)。他方、年間ベースでみると、2025年は約4兆3,000億円の買い越しであり、企業の自社株買いを示す事業法人の約7兆2,000億円に次ぐ規模となっている。ただ、過去を振り返るとアベノミクス相場のピークであった2013年は約15兆円の大幅買い越しとなっていた。日本のインフレ転換からスタートとし、東証主導によるPBR改革、企業のコーポレートガバナンス改革など、日本株相場は「大きな転換点」にあり、海外勢からの資金流入余地は依然として大きいとみている。年末にかけて、海外勢の現物買いが再び活況となれば、日経平均が45,000円をトライする展開も十分に期待できよう。

〇長期視点で注目される農業関連株

物色面では、農業関連株に注目したい。コメ価格の高騰を受けて、政府はコメの増産方針にカジを切った。これに合わせて先日、農水省は「コメの需要に応じた増産実現予算」を公表し、輸出用米の生産を促進する方針である。今般の大胆な政策転換は農業関連企業のビジネスチャンス拡大に寄与するだろう。また長期視点では、アフリカなど新興国・地域における人口の爆発的な増加に伴い、食糧不足問題からは逃れられないだろう。農機を手掛けるクボタや井関農機などのほか、日本農薬などの化学メーカーが注目されそうだ。

<材料銘柄>

  • トヨタ (7203): チェコで新型EVとバッテリーの生産開始へ
  • ニデック (6594):第三者委員会を設置、不適切会計処理の可能性巡り
  • スーパーマーケット株: ヨークHD、「数千億規模」投資でライバル買収も視野-集中出店で拡大
  • アステラス (4503): 「市場平均並み」に格下げ-Bernstein
  • ヤマトHD (9064):「中立プラス」に新規格付け-岩井コスモ証券
  • 住友大阪 (5232):「中立」に格下げ、目標株価は4500円-SMBC日興
  • 太陽誘電 (6976):「中立」に格下げ-東海東京
  • 浜松ホト (6965):「中立」に新規格付け、目標株価は1500円-フィリップ証券
  • ヒューリク (3003): カナディアン・ソーラー投へのTOB期間を18日まで延長
  • ライトオン (7445): 8月既存店売上高-15.4%
  • ワールド (3612): 8月既存店売上高+0.2%
  • 日ヒュム (5262): GLOBAL MANAGEMENT PARTNERSの株持ち分が低下
  • 渋谷工 (6340): 「中立」に格下げ-東海東京

<本日の予定>

【国内】

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)

・30年物利付国債の入札(財務省、10:30)

・8月の輸入車販売(日本自動車輸入組合、10:30)

・8月の車名別新車・軽自動車販売(自販連、全軽自協 11:00)

・2~7月期決算=積ハウス

【海外】

・マレーシア中銀が政策金利を発表

・7月のユーロ圏小売売上高

・8月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポート(21:15)

・米新規失業保険申請件数(週間、21:30)

・7月の米貿易収支(21:30)

・4~6月期の米労働生産性指数(改定値、21:30)

・8月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況指数(23:00)

・米エネルギー省の石油在庫統計(週間、5日1:00)

・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が講演(5日1:05)

・5~7月期決算=ブロードコム

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
1928積水ハウス 6225エコム 9824泉州電
3172ティーライフ 8917ファースト住    

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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