インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(5日発表分)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:前日に売りが目立った銘柄に買い戻しの動きが入る中、米国株は上昇して取引を開始した。傘下Zooxが米国内の自動運転車の導入承認を申請したアマゾン・ドット・コム(-0.2%)が朝方に買われ、一般消費財セクターが上昇。米原油在庫が減少し原油高となる中、エネルギーセクターも堅調に推移した。もっとも午後にかけては、好調な9-11月期業績見通しを示したものの、利益確定売りが入ったマイクロン・テクノロジー(-2.8%)などテクノロジーセクターが下落し、主要3指数は揃ってマイナス圏へ。また、「インドネシアの鉱山が事故で停止」と明らかにしたフリーポート・マクモラン(-17.0%)など素材セクターが軟調に推移した。その後も、金利上昇が相場の重しとなる中、米国株は売りが優勢だった。終盤に、「インテルが出資の可能性を巡りアップルに打診」と報じられるも、相場への影響は限定的で、主要3指数は揃って続落した。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種46121.28-171.50-0.37
ナスダック 総合指数22497.86-75.61-0.34
フィラデルフィア 半導体株指数6297.00-11.21-0.18
S&P 5006637.97-18.95-0.28
ヨーロッパFTSE100指数9250.4327.110.29
ドイツ DAX指数23666.8155.480.23
ユーロ・ストックス50指数5464.56-7.83-0.14
CAC40指数7827.45-44.57-0.57
スペイン IBEX35指数15194.6036.400.24
スイス SMI指数11978.83-123.78-1.02
イタリア FTSE MIB指数42423.12-54.64-0.13
ポルトガル PSI全株指数5228.6882.571.60
アイルランド ISEQ全株指数11411.9542.780.38
アムステルダム AEX指数935.400.740.08
ベルギー BEL20指数4681.60-18.04-0.38
OMX コペンハーゲン20指数1588.49-5.96-0.37
OMXヘルシンキ全株指数11020.96-42.58-0.38
ノルウェー OBX株価指数1585.7610.390.66
OMX ストックホルム30指数2645.36-25.77-0.96
アジア香港 ハンセン指数26518.65359.531.37
中国 上海総合指数3853.6431.810.83
加権指数26196.73-50.64-0.19
韓国総合株価指数3472.14-14.05-0.40
コスダック指数860.94-11.27-1.29
ST指数4290.40-12.27-0.29
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)64.991.582.49
ICE WTI Crude Oil Futures Co64.811.402.21
ICEブレント原油先物69.081.452.14
NY改ガソリン先物201.881.970.99
ICE 軽油先物713.758.001.13
NY天ガス (ヘンリーハブ)2.860.010.18
ICE Natural Gas Future83.46-0.97-1.15
Dalian Commodity Exchange Ir803.500.000.00
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C106.00-0.17-0.16
貴金属Gold Spot   $/Oz3736.16-27.85-0.74
Silver Spot  $/Oz43.92-0.11-0.24
CMX481.3516.953.65
プラチナ 先物(NYMEX)1507.80-19.70-1.29

<日本株ADR>

US下落、ADRではハイテクに売り圧力

◇上昇銘柄◇

5019(出光) 原油先物が2.5%の大幅上昇、5020(ENEOS)もADRで上昇

5713(住友金属鉱山) Jeffriesが「買い」に格上げ、目標株価は5200円(前回:3900円)

◇下落銘柄◇

8035(東エレク) 中期計画達成が遅れる可能性(日経)

7013(IHI) 中国からの大型受注期待で昨日の日本市場では大幅高も、ADRでは売りに押される

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7182ゆうちょ銀行2046.281809.5236.7813.09
3405クラレ1790.801688102.806.09
5019出光興産1097.55104453.555.13
3436SUMCO1616.931539.577.435.03
9766コナミグループ22397.41213601,037.414.86
4536参天製薬1698.04162969.044.24
9202ANA3028.492910.5117.994.05
8795T&DHD3696.693571125.693.52
5713住友金属鉱山4464.604329135.603.13
1878大東建16811.3016310501.303.07
5020ENEOS978.49951.427.092.85
6952カシオ計算機1258.941229.529.442.39
9503関西電力2253.132202.550.632.30
6588東芝テック3175.82311560.821.95
6028テクノプロHD4911.06482487.061.80
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
7956ピジョン1565.591803-237.41-13.17
2875東洋水産9271.4910520-1248.51-11.87
8252丸井グループ2872.233255-382.77-11.76
3092ZOZO1339.381413-73.62-5.21
8035東エレク26103.0327255-1151.97-4.23
2229カルビー2809.722915-105.28-3.61
6370栗田工業4958.685142-183.32-3.57
7013IHI17114.3017710-595.70-3.36
6460セガサミーHD3107.363214-106.64-3.32
2269明治HD3032.953128-95.05-3.04
4528小野薬1696.551723.5-26.95-1.56
9843ニトリHD14048.6114240-191.39-1.34
8113ユニチャーム961.38973.8-12.42-1.28
6857アドバンテス15224.2915405-180.71-1.17
6920レーザーテック21273.8221520-246.18-1.14

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・再編・利上げ効果の両にらみ作戦 地銀株を狙う運用会社

・アイ・ピー・エス、急騰 国際海底ケーブル、米メタなど参画

・ソフトバンクGが大幅高 スターゲート計画 前倒し達成へ

・豊和工業、大幅続落 井村氏関連ファンドが売り抜け

▼NIKKEI Prime▼

・雪を特殊シートで長期保存、冷房に活用 太陽工業

・GSユアサ、鉛電池「欧米でもう一段拡大」 M&A検討

・Bluetooth新規格「Auracast」 29年に31億台が対応

▼日刊工業新聞▼

・CO2と水素で合成燃料 大王製紙、愛媛で事業性検証

・新冷媒で環境性能向上 オリオン機械 エアドライヤー投入

・運搬ドローン 3割安価 マゼックス、最大55kg積載

▼化学工業日報▼

・カネカ iPS細胞CDMO参入 タンクで大量浮遊培養

・顔料業界再編 新秩序形成へ㊦ 開発と製造 分業可能か 「色の価値」追うイノベで勝ち残り

・ファーマフーズ 米作り用植物内生酵母 収量増加・品質向上を確認 散布労力低減など解決へ 実用化に力

<本日の相場>

本日の日本株相場は底堅く推移しよう。昨晩の米主要3指数がそろって下落した一方、1ドル=148円台後半までドル高円安が進行したことから、朝方は昨日終値近辺で取引を開始しよう。その後は、手掛かり材料に乏しく、個別で材料が出た銘柄等が物色の中心となろう。もっとも、需給面では3月期決算企業の中間配当取りや機関投資家の配当再投資(指数連動型ファンドによる配当金分の先物買い)の動きが期待できそうだ。日経平均株価は利益確定売りをこなしながら高値圏での推移が続こう。

〇循環物色が相場の支えに

昨日は、後場から海外投資家が好むとされる超大型株で構成されるTOPIXコア30の上昇が目立った。また、防衛やデータセンター、コンテンツ等、物色の裾野が一部の半導体株から広がり始めている。東証プライム市場の売買代金も増加基調にあり、旺盛な循環物色は相場の支えとなりそうだ。加えて、日経平均株価の予想EPSが改善基調にある点にも注目したい。直近では、ソフトバンクGによる生成AI向けデータセンター投資計画のほか、米ボーイングの民間機大型受注報道など、米関税政策発表後に停滞していた企業活動が再び活発化している。企業業績などへの過度な警戒感の後退も、相場の追い風となろう。

〇国慶節に向けてインバウンド消費関連株に注目

物色面では、インバウンド関連企業に注目したい。10月1日より、中国の建国記念日にあたる国慶節の大型連休がスタートする。今年は祝日の秋節(10月6日)と重なることもあり、10月8日までの8日間が休みとなる。中国のインバウンド支援などを行うインタセクト・コミュニケーションズによると、春節に続き、海外旅行先としては日本の人気が高いもよう。日本株市場でも、インバウンド消費の拡大による業績押し上げ期待から関連株が物色される場面がみられよう。もっとも、リピーターや個人旅行客が増加するなか、インバウンド消費の対象は、日本でしか体験できないことや、日本でしか購入できないものに、魅力を感じている人が増えているようだ。海外顧客向けアプリなど「個客業」への変革を進めるミツコシイセタン(3099)のほか、4ヵ国語対応の大型モニター設置やアクセスの良い駅近店舗の拡充などに注力するF&LC(3563)など、インバウンド消費のニーズに合わせた柔軟な商品戦略を行う企業に注目したい。

<材料銘柄>

  • 東京海上HD (8766): OpenAIと自律的に業務こなすAIシステムを構築へ-日経
  • 日産 (7201): 「アリア」の米国向け生産を一時停止-共同通信
    • フランス政府、欧州日産のサプライヤー支払いを調査-ロイター
  • 住友金属 (5713):「買い」に格上げ、目標株価は5200円-ジェフリーズ
  • パラマウHD (7817):MBOで非公開化、TOB価格は1株3530円
  • 第一三共 (4568):トラスツズマブデルクステカン、米FDAから優先審査の指定
  • 半導体関連株: 日本製半導体製造装置、8月の販売高は前年比+15.6%-SEAJ
  • 荏原 (6361): いちごアセットなどの株持ち分が6.8%に低下-変更報告
  • しまむら (8227): 9月既存店売上高 + 4.3%
  • 朝日インテ (7747):「中立」に格下げ、目標株価は2700円-大和証券
  • 東海東FH (8616): 配当予想修正
  • マンダム (4917): シティインデックスが6.67%保有-目的に重要提案行為
  • ハピネット (7552):  中間 連 業績予想修正
  • eギャラン (8771): ありあけキャピタルが株を7.2%保有-大量報告
  • 東亜道 (1882): ストラテジックCの持ち分が7.4%に低下-変更報告
  • 極東開 (7226):公取委から課徴金納付命令、子会社と合わせ計59億2553万円

<本日の予定>

【国内】

・日銀金融政策決定会合の議事要旨(7月30~31日開催分、8:50)

・8月の企業向けサービス価格指数(日銀、8:50)

・40年物国債の入札(財務省、10:30)

・8月の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会、14:00)

・8月の外食売上高(日本フードサービス協会、14:00)

・8月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)

・経済同友会定例会見

・東京ゲームショウ2025が開幕(千葉市、28日まで)

・東証プライム上場=オリオンビール

・東証グロース上場=GMOコマース

【海外】

・米新規失業保険申請件数(週間、21:30)

・8月の米耐久財受注額(21:30)

・4~6月期の米実質国内総生産(GDP、確定値、21:30)

・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁があいさつ(22:00)

・8月の米中古住宅販売件数(23:00)

・ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演(23:00)

・バーFRB理事が講演(26日2:00)

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
2796ファーマライズ 4716日本オラクル 7068FフォースG
4465ニイタカ 6664オプトエレクト 7624NaITO

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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