インデックスイベント2023年7月末

サマリー
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:午後にFOMC会合結果とパウエルFRB議長の会見を控える中、NYダウは上昇して取引を開始した。アナリストが目標株価を引き上げたウォルマート(+0.8%)など生活必需品セクターが堅調に推移した。もっとも、「中国当局が国内テック企業にAI半導体の購入停止を求めた」と報じられたエヌビディア(-2.6%)などテクノロジーセクターが軟調で、ナスダックはマイナス圏での推移が続いた。その後も、利下げが期待される中、金融セクターが上昇し、NYダウはプラス圏で推移。午後に入り、FOMCで公表された経済見通しで、年内追加で2回の利下げ予想が好感されるも、パウエル議長が会見で、0.5%の利下げを行う切迫性はないとの見方を示し、米国株は乱高下する場面も。引けにかけて、買いは限定的となり、最終的にNYダウは反発、ナスダックは続落して取引を終えた。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種46018.32260.420.57
ナスダック 総合指数22261.33-72.63-0.33
フィラデルフィア 半導体株指数6060.22-19.01-0.31
S&P 5006600.35-6.41-0.10
ヨーロッパFTSE100指数9208.3712.710.14
ドイツ DAX指数23359.1829.940.13
ユーロ・ストックス50指数5369.70-2.61-0.05
CAC40指数7786.98-31.24-0.40
スペイン IBEX35指数15127.20-36.10-0.24
スイス SMI指数11998.96-19.70-0.16
イタリア FTSE MIB指数41954.98-549.58-1.29
ポルトガル PSI全株指数5078.93-3.65-0.07
アイルランド ISEQ全株指数11275.953.220.03
アムステルダム AEX指数914.813.290.36
ベルギー BEL20指数4710.603.290.07
OMX コペンハーゲン20指数1589.4919.311.23
OMXヘルシンキ全株指数11051.070.370.00
ノルウェー OBX株価指数1571.05-6.57-0.42
OMX ストックホルム30指数2616.041.840.07
アジア香港 ハンセン指数26908.39469.881.78
中国 上海総合指数3876.3414.480.37
加権指数25438.25-191.39-0.75
韓国総合株価指数3413.40-36.22-1.05
コスダック指数845.53-6.31-0.74
ST指数4323.78-13.96-0.32
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)64.05-0.47-0.73
ICE WTI Crude Oil Futures Co63.93-0.59-0.91
ICEブレント原油先物67.93-0.54-0.79
NY改ガソリン先物202.87-1.29-0.63
ICE 軽油先物704.25-7.75-1.09
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.10-0.00-0.10
ICE Natural Gas Future79.520.220.28
Dalian Commodity Exchange Ir807.006.000.75
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C105.85-0.03-0.03
貴金属Gold Spot   $/Oz3659.90-30.08-0.82
Silver Spot  $/Oz41.67-0.89-2.09
CMX463.20-6.20-1.32
プラチナ 先物(NYMEX)1376.60-25.90-1.85

<日本株ADR>

高安まちまち。金融・保険・医薬品は堅調

◇上昇銘柄◇

4004(レゾナックHD) 野村証が「買い」に格上げ、目標株価5400円(前回:3300円)

7453(良品計画) JPモルガンが目標株価を3800円に上げ(前回:3750円)

◇下落銘柄◇

7201(日産) 米国とブラジルの車両デザイン拠点を今年度末までに閉鎖、東京・神奈川・ロンドンでは縮小

7974(任天堂) Wedbushが「中立」に格下げ、目標株価は14000円

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
9503関西電力2333.252205128.255.82
7276小糸製2350.882238.5112.385.02
7779CYBERDYNE196.891906.893.62
4004レゾナックHD4800.944635165.943.58
7453良品計画3255.97315996.973.07
6849日本光電1761.691709.552.193.05
8795T&DHD3829.003728101.002.71
7911TOPPANHD4027.35393097.352.48
5631日製鋼所8795.238606189.232.20
7731ニコン1776.38173937.382.15
9202ANA3019.412964.554.911.85
4666パーク242071.712036.535.211.73
6861キーエンス57402.3256440962.321.71
6305日立建機4847.96477374.961.57
6952カシオ計算機1263.89124716.891.35
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
2267ヤクルト2333.252471.5-138.25-5.59
2229カルビー2897.463004-106.54-3.55
8354ふくおか4211.014352-140.99-3.24
6753シャープ828.69849.6-20.91-2.46
6028テクノプロHD4727.474816-88.53-1.84
7201日産自362.18368.9-6.72-1.82
4536参天製薬1609.181638.5-29.32-1.79
6594ニデック2644.742691-46.26-1.72
4528小野薬1684.261710-25.74-1.51
7974任天堂13353.0013535-182.00-1.34
8113ユニチャーム975.62988.5-12.88-1.30
3407旭化成1180.951195.5-14.55-1.22
7261マツダ1090.221103-12.78-1.16
6460セガサミーHD3109.043142-32.96-1.05
4689LINEヤフー495.89501-5.11-1.02

<本日の新聞見出し>

▼日本証券新聞▼

・基準地価、バブル後最大の上昇率 北海道「ラピダス」「インバウンド」効果継続 地方は二極化進む

・三桜工業、新高値 DC向け水冷製品を開発、受注

・Mマート、2Q大幅増益 総流通高が伸長

・PayPay海外展開へ 今月下旬、韓国から

▼NIKKEI Prime▼

・楽天G、ロボ事業トップは元経産省 規制「壁じゃない」

・EV電池の劣化防ぐ負極材料 日本製紙、シリコン系に対応

・日野自、初の水素トラック10月発売 トヨタと開発

▼日刊工業新聞▼

・関電、地質調査に着手 美浜に次世代原発新設

・広島・呉にごみ処理場 JFEエンジ、532億円で受注

・ミャクミャク 培養肉で表現 大阪ヘルスケア館 「未来の食」認知向上

▼化学工業日報▼

・三井化学 不織布事業を再構築 三重の生産を最適化 タイは高機能品集中

・豊通など新技術 近赤領域 シリカで高透過 樹脂レンズ反射防止 ADAS向け期待

・クラレ、半導体分野を本格開拓 中空糸膜・マジックテープ・LCPフィルム・繊維 独自技術・製品で差別化

<本日の相場>

昨晩の米国株市場は、主要3指数がまちまちの値動きとなった。FOMCでは0.25%の利下げが実施され、年内さらに2回の利下げ見通しが示された。概ね事前の市場予想通りの結果となったほか、パウエルFRB議長が、今回の利下げを「リスクを管理するための利下げ」と表現し、今後の積極的な利下げに慎重な姿勢を示したことから、利益確定の売りが重しとなった。他方、本日の日本株は、方向感に乏しい展開を見込む。FOMCを無難に通過したことは投資家心理の改善に寄与するものの、国内では今日、明日と日銀の金融政策決定会合が開催されており、様子見姿勢が継続しよう。日銀会合では、金融政策の現状維持が見込まれている。米国の関税措置を巡る不透明感は後退している一方で、米国の労働市場の減速や国内の政治的な不透明感などから、マーケットの早期利上げ観測は後ズレしており、明日引け後の植田総裁の記者会見でどのような見通しが示されるのかに注目が集まろう。今会合では金融政策の現状維持が予想されており、銀行株は目先上値の重い展開も予想されるが、国内の物価上昇や賃上げなどを背景に日銀が利上げを実施するとの見方に変化はなく、銀行株は長期的なスタンスで注目できそうだ。

〇東証の市場改革はまだ続く

東証は9月下旬を目途に、グロース市場の上場維持基準の見直しに関するパブリック・コメントを開始し、グロース市場の全上場企業に対して「高い成長を目指した経営」の実現に向けた対応の働きかけを実施する予定。具体的には、グロース市場で期待される企業像をまとめた「グロース上場企業に対する投資家の期待」を提示したうえで、成長戦略のアップデートを要望していく。グロース市場では、約7割の企業が時価総額100億円以下となっており、各企業の成長戦略が関心を集めそうだ。また、東証はスタンダード市場の今後の方向性や上場企業としての責任に関しても議論を開始している。スタンダード市場では、約6割の企業がPBR1倍以下、ROE8%未満となっている一方で、東証の「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取り組み」を開示している企業は約5割に留まっている。また、親会社や創業家などの支配株主を有する企業が多く、適切なガバナンスが機能しにくい状況となっている。そのため、スタンダード市場改革では、ガバナンスの改善や親子上場の解消、少数株主の保護などが議論される見込みで、今後の動向に注目が集まろう。

<材料銘柄>

  • 三井住友FG(8316): 印銀行株売却で利益940億円-イエス銀には追加出資
  • ソフトバンクG (9984): 格付けを引き上げ-ムーディーズ
  • 東京ガス (9531): 「中立」に格下げ、目標株価は5290円-大和証券
  • 任天堂 (7974): 「中立」に格下げ、目標株価は1万4000円-Wedbush
  • JX金属 (5016): 「中立プラス」に新規格付け、目標株価は1800円-水戸証券
  • NXHD (9147): 通期営業利益予想下方修正、市場予想下回る
  • 安川電機 (6506):「中立」に格下げ、目標株価は3100円-岡三証券
  • クラレ (3405):「中立」に格下げ、目標株価は1800円-岡三証券
  • タイミー (215A):「イコール・ウエート」に格下げ-モルガン・スタンレー
  • 太平洋工 (7250): エフィッシモの株持ち分が10.5%に上昇-変更報告
  • 東亜道(1882): ストラテジックCの株持ち分が8.5%に低下-変更報告

<本日の予定>

【国内】

・7月の機械受注(内閣府、8:50)

・4~6月期の資金循環統計(日銀、8:50)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・8月の首都圏マンション販売(不動産経済研究所、14:00)

・半沢全銀協会長会見

【海外】

・英中銀が政策金利を決定

・米新規失業保険申請件数(週間、21:30)

・9月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(21:30)

・8月の米景気先行指標総合指数(23:00)

・7月の対米証券投資(19日5:00)

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

本日の決算発表予定銘柄はございません。

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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