インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外(米国休場のため記載なし)
●日本株ADR(米国休場のため記載なし)
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄 
●今週の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

先週末のアジア市場は堅調に推移したものの、EU市場は軒並み安となった。

いっぽう、原油・鉄などは堅調に推移し、特に原油は3%超の上昇を見せた。

先週の金曜日は米国休場のため、他に目立った動きは少なかったが、今夜から米国市場の取引が

開始されると追加関税における米中の関係性の進展次第では上下に大きく振れる可能性も

残している。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種休場
ナスダック 総合指数
フィラデルフィア 半導体株指数
S&P 500
ヨーロッパFTSE100指数8275.660.060.00
ドイツ DAX指数21205.86-105.16-0.49
ユーロ・ストックス50指数4935.34-31.16-0.63
CAC40指数7285.86-44.11-0.60
スペイン IBEX35指数12918.00-24.10-0.19
スイス SMI指数11660.9662.340.54
イタリア FTSE MIB指数35980.43-87.14-0.24
ポルトガル PSI全株指数4199.58-5.30-0.13
アイルランド ISEQ全株指数9967.91-177.53-1.75
アムステルダム AEX指数852.20-1.36-0.16
ベルギー BEL20指数4197.65-3.33-0.08
OMX コペンハーゲン20指数1625.06-15.80-0.96
OMXヘルシンキ全株指数9566.85-36.08-0.38
ノルウェー OBX株価指数1373.030.000.00
OMX ストックホルム30指数2355.58-17.02-0.72
アジア香港 ハンセン指数21395.14338.161.61
中国 上海総合指数3276.73-3.61-0.11
加権指数19395.0356.300.29
韓国総合株価指数2483.4213.010.53
コスダック指数717.776.020.85
ST指数3720.3357.881.58
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)64.682.213.54
ICE WTI Crude Oil Futures Co64.682.213.54
ICEブレント原油先物67.962.113.20
NY改ガソリン先物209.885.542.71
ICE 軽油先物632.5012.502.02
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.25-0.00-0.06
ICE Natural Gas Future87.270.390.45
Dalian Commodity Exchange Ir709.002.500.35
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C98.200.700.72
貴金属Gold Spot   $/Oz3326.85-16.27-0.49
Silver Spot  $/Oz32.56-0.21-0.64
CMX479.055.451.15
プラチナ 先物(NYMEX)977.00-3.10-0.32

<本日の新聞見出し>

▼NIKKEI Prime▼

・IHI「アンモニアにガス設備転用」 価格半減へ技術革新

・旭化成CTO 製品化前でも収益化、IBM流で

・ニトリ、電話口の感情読むAI 「上司出せ」カスハラも監視

▼日本証券新聞▼

・地主 成長性と高利回りが同居 配当利回り5%弱

・ABEJA、大幅高 高性能のAIモデル開発

・ホテル客単価、稼働率が大幅増 関連銘柄に追い風続く 東京商工リサーチ調査

・物流業界再編、新たに「25年問題」も 生き残りをかけたM&A加速

▼化学工業日報▼

・ウレタン、電材・ライフ開拓 AGC 化粧品原料やスマホ 生産体制・合成技術を活用

・スーパーエンプラ 欧州モビリティに照準 住友化学 M&Aで商機狙う

・JX金属 FPC向け圧延銅箔拡販 生成AIサーバー 低伝送損失を訴求 サービスロボット 可動部の採用想定 インド拠点活用も

▼日経MJ▼

・ファンケル、小学生肌ケア2.5倍 発売2ヵ月の販売数、計画比 市場の「空白地帯」カバー/水分・油分補う

・ヤマトHD、企業のEV導入支援 長尾社長に聞く 環境課題解決、海外展開も視野

・花王、洗面台専用の「クイックル」 洗剤・スポンジ一体の新商品 ボウル2代目増設に商機

<今週の相場>

今週の日本株相場は一進一退の展開となりそうだ。日米の関税交渉初会合をきっかけに投資家心理が改善してきた。日経平均の日中値幅(5日移動平均)は400円台と、ほぼ平常モードまで低下しているうえ、4月7日の安値(31,136円:終値)からもかなり距離を稼いだため、下値不安は後退したといえそうだ。半面、先週末の東証プライムの売買代金が今年最低を記録するなど、リバウンドに力強さは感じられない。日経平均ボラティリティインデックスはまだ30を超えており、引き続きトランプ関税のヘッドラインニュースなどに神経質な状況が続きそうだ。今週は成長率の大幅引き下げが示唆されているIMFの世界経済見通し(22日)や24日で調整が進んでいる日米の財務相会合などが材料となりそうだ。また、週後半にかけては3月期企業の本決算発表が増加してくる。トランプ関税が世界経済や企業業績に及ぼす影響を確認する週となろう。

〇決算発表がスタートも反応は難しく

市場の関心が最も高いとみられるのが決算発表であろう。トランプ関税による不透明感は勿論のこと、輸出企業では為替の影響が警戒されよう。3月調査の日銀短観の想定レートは1ドル147.06円(全規模・全産業)だが、4月に入って7円もドル安円高が進行している。17日に決算を発表したディスコは1Q(4-6期)の見通しで想定レートを1ドル=135円としたことや1Qの出荷好調を背景に株価は下げなかったが、市場予想は大きく下回った。すべての企業が同じ反応にはならないとみられ、ガイダンスリスクには注意したい。また、関税の影響を考慮していない安川電や関税の影響次第では大幅減益の可能性が残る竹内製作などは株価が低迷しており、今回の決算発表では個々に精査する必要がありそうだ。

〇内需セクター優位に変わりなし

物色では引き続き関税の影響を受け難いアミューズメントや好決算を確認した小売や外食などの内需を選好したい。また、足元大きく調整した銀行株も株主還元や資本効率改善の面から引き続き注目できよう。中長期目線では、不透明感解消後の外需セクターについては魅力が高いといえるが、一律関税(10%)や自動車・半導体関連などの製品別関税の影響が残るとみられ、企業業績の見極めには時間がかかりそうだ。内需セクター優位に変わりはないとみている。

<材料銘柄>

  • トヨタ (7203): 新型RAV4、米国向けは現地生産も検討-ロイター
  • ニデック (6594): ニデック専務、牧野フTOB「応募しない理由ない」-成立に自信
    • カーライル が牧野フと対抗案を協議、ニデックのTOBに-ロイター
  • JX金属 (5016): 「イコールウエート」に新規格付け-モルガン・スタンレー
  • 豊田織 (6201):アイチ株の一部譲渡で売却益約90億円を計上予定
  • りそなHD (8308):りそな銀がロサンゼルス駐在員事務所を開設、21年ぶりの米国拠点
  • エネオス (5020): 自己株10.8%を消却-25日付
  • グリコ (2206): ダルトン・インベストメンツの株持ち分が8.2%に上昇
  • 日新薬 (4516):NS-229、米FDAから希少疾病用医薬品指定を受理
  • ADEKA (4401): シティインデックスから株主提案に関する書面受領
    • 日本農薬保有方針検討の特別委設置に係る定款変更-提案
  • サンバイオ (4592):「アクーゴ」3回目の製造終了、解析結果に2カ月程度
  • GMOFH (7177): 1Q 連 業績予想修正
  • 大豊建 (1822): 通期 連 業績予想修正
  • 岩井コスモ (8707):  通期 連 業績予想修正
    • 配当予想修正
  • アイザワ証 (8708): 通期 連 業績予想修正
  • CRE (3458):ケネディクスとの資本業務提携を解消
  • ジャムコ (7408):ベインによるTOBに賛同、株主に応募推奨-21日開始予定

<今週の予定>

◇21日(月)

・4月の主要銀行貸出動向アンケート調査(日銀、8:50)

・3月の白物家電出荷額(JEMA、10:00)

・3月の主要コンビニエンスストア売上高(日本フランチャイズチェーン協会、14:00)

・3月と24年度の首都圏マンション販売(不動産経済研究所、14:00)

・国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合(ワシントン、26日まで)

・4月の中国最優遇貸出金利(LPR、10:00)

・香港市場が休場

・3月の米景気先行指標総合指数(23:00)

◇22日(火)

・閣議

・3月の食品スーパー売上高(日本スーパーマーケット協会など、13:00)

・基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日銀、14:00)

・実質輸出入の動向(日銀、14:00頃)

・東証グロース上場=デジタルグリッド

・米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長が講演(22:00)

・FRBのクグラー理事が講演(23日7:00)

・海外1~3月期決算=ベライゾン・コミュニケーションズ、テスラ、スリーエム

◇23日(水)

・2月の第3次産業活動指数(経産省、13:30)

・3月期決算=ファナック

・1~3月期決算=シマノ

・インドネシア中銀が政策金利を発表

・4月の仏購買担当者景気指数(PMI、速報値)

・4月の独PMI(速報値)

・4月のユーロ圏PMI(速報値)

・4月の英PMI(速報値)

・2月のユーロ圏貿易収支

・20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(ワシントン、24日まで)

・FRBのウォラー理事が講演(22:35)

・4月の米購買担当者景気指数(PMI、速報値、S&Pグローバル調べ)(22:45)

・3月の米新築住宅販売件数(23:00)

・米地区連銀経済報告(ベージュブック、24日3:00)

・海外1~3月期決算=IBM、ボーイング

◇24日(木)

・3月の企業向けサービス価格指数(日銀、8:50)

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)

・2年物利付国債の入札(財務省、10:30)

・3月の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会、14:00)

・東証グロース上場=LIFE CREATE

・3月期決算=野村総研、ニデック、富士通

・1~3月期決算=中外製薬、ルネサス、キヤノン

・1~3月期の韓国国内総生産(GDP)

・4月の独Ifo企業景況感指数

・3月の米耐久財受注額(21:30)

・週間の米新規失業保険申請件数(21:30)

・3月の米中古住宅販売件数(23:00)

・海外1~3月期決算=インテル、プロクター・アンド・ギャンブル、メルク

◇25日(金)

・閣議

・4月の都区部消費者物価指数(CPI、総務省、8:30)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・3月の外食売上高(日本フードサービス協会、14:00)

・3月の全国百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)

・札証アンビシャス上場=エレベーターコミュニケーションズ

・3月期決算=信越化、アステラス、第一三共、豊田織、日立建機、富士電機、アドテスト、キーエンス、デンソー、日東電、今村証券、野村、極東証券、岩井コスモ、アイザワ証G

・3月の英小売売上高

・4月の米消費者態度指数(確報値、ミシガン大学調べ)(23:00)

◇26日(土)

なし

◇27日(日)

・1~3月の中国工業企業利益(10:30)

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
3466ラサールロジ 3492タカラリート 8953都市ファント

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

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