インデックスイベント2023年7月末

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄 
●今週の予定
●本日の決算発表予定

<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>

米国市場動向:主要3指数は揃って反発した。週間ベースではNYダウが-0.6%、S&P500が-0.5%、ナスダック指数が-0.5%。前日まで続落していた米国株は反発して取引を開始した。朝方からエヌビディア(+4.5%)など半導体株が相場をけん引。また、米政権が水素製造支援の要件を緩和し、原子力発電の活用を一部容認したことを受け、ビストラ・コープ(+8.5%)など公益セクターも買われた。その後は、「バイデン大統領が日鉄による買収計画を阻止」と伝わったUSスチール(-6.5%)など素材セクターが軟調な動きとなるなか、米国株は伸び悩む場面もあったが、午後は底堅く推移。前日まで5日続落していたテスラ(+8.2%)や、4Qの生産台数が市場予想を上回ったリビアン・オートモーティブ(+24.5%)など一般消費財セクターに買いが入った。最終的に主要3指数は上昇して取引を終えた。

 名称終値変化率(数値)変化率(%)
米国NYダウ 工業株30種42732.13339.860.80
ナスダック 総合指数19621.68340.891.77
フィラデルフィア 半導体株指数5163.65142.152.83
S&P 5005942.4773.921.26
ヨーロッパFTSE100指数8223.98-36.11-0.44
ドイツ DAX指数19906.08-118.58-0.59
ユーロ・ストックス50指数4871.45-46.43-0.94
CAC40指数7282.22-111.54-1.51
スペイン IBEX35指数11651.60-25.30-0.22
スイス SMI指数11624.0223.120.20
イタリア FTSE MIB指数34127.62-247.15-0.72
ポルトガル PSI全株指数4205.3625.210.60
アイルランド ISEQ全株指数9664.82-80.29-0.82
アムステルダム AEX指数884.59-2.58-0.29
ベルギー BEL20指数4259.13-30.39-0.71
OMX コペンハーゲン20指数2141.89-2.91-0.14
OMXヘルシンキ全株指数9618.06-28.43-0.29
ノルウェー OBX株価指数1366.902.680.20
OMX ストックホルム30指数2511.422.590.10
アジア香港 ハンセン指数19760.27136.950.70
中国 上海総合指数3211.43-51.13-1.57
加権指数22908.3076.240.33
韓国総合株価指数2441.9242.981.79
コスダック指数705.7619.132.79
ST指数3801.831.020.03
     
     
 名称終値変化率(数値)変化率(%)
オイル/ガスWTI 原油(NIMEX 軽質スイート)73.960.831.13
ICE WTI Crude Oil Futures Co73.960.831.13
ICEブレント原油先物76.510.580.76
NY改ガソリン先物205.370.180.09
ICE 軽油先物703.00-7.25-1.02
NY天ガス (ヘンリーハブ)3.35-0.31-8.36
ICE Natural Gas Future123.82-1.36-1.09
Dalian Commodity Exchange Ir768.500.000.00
SGX Asiaclear TSI Iron Ore C98.750.540.55
貴金属Gold Spot   $/Oz2640.22-17.68-0.67
Silver Spot  $/Oz29.620.050.18
CMX407.354.751.18
プラチナ 先物(NYMEX)948.3025.902.81

<US時間外>

◇上昇銘柄◇

CHKP(基盤ソフトウェア): GSが「Neutral」に引き下げも、目標株価は$207に引き上げ

SSP(地方テレビ・ラジオ放送): サンディエゴのタワー敷地を2000万ドルでK2タワーに売却完了

◇下落銘柄◇

QSI(生命科学・診断): 1560万株@ $3.2のPO公表

IAS(ITサービス): 暫定CFOを任命、常勤CFOは継続募集

出来高上位    
SymbolNameLastChangeShare Volume
NVDANVIDIA Corporation$144.990.5214,520,555
QSIQuantum-Si Incorporated$3.91-0.3814,383,072
OXLCOxford Lane Capital Corp.$5.110.019,176,141
GERNGeron Corporation$3.580.019,074,362
CMCSAComcast Corporation$37.750.087,349,703
CSXCSX Corporation$32.34UNCH5,270,997
RIVNRivian Automotive, Inc.$16.45-0.045,065,647
TSLATesla, Inc.$412.812.374,605,744
AAPLApple Inc.$243.390.033,579,317
CSCOCisco Systems, Inc.$58.77-0.093,333,981
     
上昇銘柄上位    
SymbolNameLastChange% Change
STAIScanTech AI Systems Inc.$2.340.146.36
AIPArteris, Inc.$13.000.756.12
CHKPCheck Point Software Technologies Ltd.$190.479.075.00
KLTRKaltura, Inc.$2.890.114.31
SSPE.W. Scripps Company (The)$2.600.104.00
EVEREverQuote, Inc.$20.800.804.00
TWSTTwist Bioscience Corporation$49.171.843.90
BMEABiomea Fusion, Inc.$3.870.143.75
PBYIPuma Biotechnology Inc$3.050.103.59
UPBUpstream Bio, Inc.$18.980.633.43
     
下落銘柄上位    
SymbolNameLastChange% Change
RAINRain Enhancement Technologies Holdco, Inc.$5.05-0.79-13.53
QSIQuantum-Si Incorporated$3.91-0.38-8.86
SSBISummit State Bank$7.12-0.57-7.41
IASIntegral Ad Science Holding Corp.$10.00-0.71-6.63
NEUPNeuphoria Therapeutics Inc.$3.18-0.22-6.47
SHLSShoals Technologies Group, Inc.$5.64-0.29-4.89
RDZNRoadzen, Inc.$2.37-0.12-4.82
NEHCNew Era Helium Inc$4.01-0.19-4.52
AOSLAlpha and Omega Semiconductor Limited$36.99-1.63-4.22
ERIIEnergy Recovery, Inc.$14.45-0.60-4.03

<日本株ADR>

◇上昇銘柄◇

5401(日本製鉄) USスチール買収阻止でバイデン米大統領は多数の高官の助言を却下とWP報道

8002(丸紅) 山形県遊佐町沖の養生風力発電事業について、丸紅や県内企業など5社の合同会社が建設へ

◇下落銘柄◇

7259(アイシン) 開発中のペロブスカイト太陽電池を28年にも外販開始、壁面にも設置可能

3405(クラレ) GSが目標株価を2900円に上げ(前回:2540円)

上位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
5020ENEOS907.77826.381.479.86
6849日本光電2282.792156126.795.88
2267ヤクルト3109.222987122.224.09
6361荏原製作所2549.622460.589.123.62
5401日本製鉄3261.85318279.852.51
6370栗田工業5658.055544114.052.06
8002丸紅2433.772392.541.271.73
9984ソフトバンクグループ9330.809185145.801.59
9684スクウェア・エニックスHD6243.59614796.591.57
1605INPEX1999.461970.528.961.47
6952カシオ計算機1327.471311.515.971.22
6506安川電4109.73406742.731.05
8309三井住友トラストG3725.40369233.400.90
8316三井住友3796.14376432.140.85
6857アドバンテス9274.21919876.210.83
      
      
下位15銘柄     
コード名称ADR円バリュー昨日引値差分ADR%
2269明治HD2864.003201-337.00-10.53
7013IHI8356.229311-954.78-10.25
7259アイシン1627.311777.5-150.19-8.45
1963日揮1206.621315.5-108.88-8.28
9503関西電力1634.781753.5-118.72-6.77
5201AGC4322.734625-302.28-6.54
5802住友電気工業2695.812853.5-157.69-5.53
6841横河電機3210.953398-187.05-5.50
3405クラレ2156.652280.5-123.85-5.43
2579コカ・コーラBJH2374.352497-122.65-4.91
9962ミスミG2342.132455-112.87-4.60
7951ヤマハ1078.321129.5-51.18-4.53
2875東洋水産10281.8010760-478.20-4.44
7276小糸製1933.442008-74.56-3.71
3092ZOZO4718.224897-178.78-3.65

<本日の新聞見出し>

▼NIKKEI Primea▼

・生成AI、即答より熟考へ OpenAIなど正解重視の新モデル

・コニカミノルタなど、AIで積雪量監視 業務負荷軽減

・ソニーG、研究開発もクリエーター重視 生成AIを安心に

▼日本証券新聞▼

・関東電化 「テスラ関係」で見直しの目 アクティビティスト継続買いも焦点

・のむら産業 令和のコメ騒動収束せず 菓子など新市場も開拓

・ウェザーニューズ 気象情報の予報精度トップ 大型船1万隻のナビゲーター

▼日刊工業新聞▼

・横浜ゴム、農機用タイヤに 「トレルボルグ」追加

・タカトリ、システム開発 自動で生地延反,分離 縫製の生産性向上

・三菱ケミG 香川で能力2.8倍 電池負極材を増産

・大阪狭山 南海不、市街地に立地 イオン跡地に億ション

・ユニ・チャーム&豊田通商 コスト抑え安価 ケニアで生理用品製販

▼化学工業日報▼

・再建へ「アジアシフト」 ホイバッハ インド社傘下で

・エア・ウォーター ガス・化学品から物流・リサイクルまで ラピダス支援 総合力を発揮 北海道に強固な基盤

・ハイケム 高分子量PLA量産急ぐ リコーから製造技術 ライセンス世界展開

▼日経MJ▼

・PB・「マジ価格」で消費支える PPIH吉田社長 若年層の半分をアプリ会員に

・自社のカルチャー「変革を」54% 「上司の姿勢」で文化意識36%

・「令和のコメ騒動」25年も? 集荷団体「価格下落材料ない」 卸「必要分確保できず」

<今週の相場>

〇日本株相場は底堅い展開を想定

大発会の日本株相場は底堅い展開を想定する。先んじて新年相場が始まった米国株式市場は総じて堅調な推移となっており、とりわけ、半導体関連株を中心としたハイテク株の強さが目立つ。ドル円は157円台で安定しており、外需関連株の支えとなろう。もっとも、今週は7日にISM非製造業景況指数、10日に12月雇用統計などの米重要経済指標の発表を控える。また、20日にはトランプ新政権が発足するため、様子見ムードが強まる場面がありそうだ。好業績内需株の調整は押し目買いスタンスで臨みたい。

〇2025年は日経平均株価43,000円をターゲット

2025年の日本株市場は良好な国内ファンダメンタルズを支えに上値を試す展開を想定している。年前半はトランプ関税への警戒感が重しになる場面もあろうが、賃上げの動きは続く公算が大きく、内需活性化への期待は支えになろう。また、持ち合い解消に加えて、M&Aや事業再編の動きも速するとみられ、日本企業の変化も相場の支援要因となろう。2025年の日経平均は43,000円をレンジ上限と考えるが、米次期政権の関税の影響が限定的、賃上げによる好景気期待が持続し、米国株も堅調となれば45,000円台も視野に入ろう。

〇好業績内需が物色の中心

物色の中心は、好業績内需となろう。共同通信は2日、主要114社へのアンケートをまとめ、25年春闘で賃上げを「実施する予定」「前向きに検討」と回答した企業が全体の46%となったとした。賃金上昇と消費拡大の好循環への期待は高まるとみており、業績好調な内需関連株は年を通じて選好されよう。良品計画、リクルートなど業績好調な関連株に目を向けたい。一方、外需関連株はトランプ関税が心理的な重しだが、シェアが高く、ブランド力も強い企業は引き続き評価されるとみている。東京エレクトロン、アドバンテスト、ソニーグループなどが中核銘柄となろう。

<材料銘柄>

  • 日鉄 (5401): バイデン米大統領、日鉄のUSスチール買収計画を阻止-声明
    • 日鉄とUSスチール、すべての適切な措置を講じる
  • NTT (9432): NTTドコモ、gooや一部サービスで障害-原因はサイバー攻撃
  • みずほFG (8411): みずほ銀、ネットバンキングにサイバー攻撃で障害-約3時間後復旧
  • 第一生命H (8750): 第一生命社長、金利高見据え国債入れ替え進める-30年債は2.5%上限
  • TDK (6762): シリコン負極電池の第3世代を25年度半ばに量産-迅速に開発
  • 海運株:商船三井 (9104)など大手3社がLNG船4割増、1兆円超投資-日経
  • ANA (9202): 「空飛ぶクルマ」27年度に商用運航-日経
  • JAL (9201): 24年定時運航率、アジア行きでトップ
  • 小糸製 (7276): 自動運転向け長距離センサーを27年から生産へ-日経
  • まんだらけ(2652):11月の売上高は11億9100万円と前年同月比で3.7%増加
  • ファンデリ(3137) : 株主優待制度を導入-食事クーポン贈呈
  • 松屋R&D(7317):連結子会社タカハターの保有株を全て譲渡
  • フロンテM(7038):ホビーリンク・ジャパンを子会社化へ、23億円で

<今週の予定>

◇6日(月)

・大発会

・QUICKコンセンサスDI(8:30) 

・業界諸団体の新年名刺交換会

・12月の新車・軽自動車販売台数(自販連、全軽自協、14:00)

・12月の財新中国非製造業PMI(10:45)

・12月の独消費者物価指数(CPI)速報値

・クック米連邦準備理事会(FRB)理事が講演(23:15)

・11月の米製造業受注(7日0:00)

◇7日(火)

・閣議

・12月のマネタリーベース(日銀、8:50)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・10年物利付国債の入札(財務省、10:30)

・12月の財政資金対民間収支(財務省、15:00)

・11月のユーロ圏失業率

・12月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値

・11月の米貿易収支(22:30)

・11月の米雇用動態調査(JOLTS、8日0:00)

・12月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数(8日0:00)

◇8日(水)

・1月の日銀当座預金増減要因見込み(8:50)

・需給ギャップと潜在成長率(日銀、14:00)

・12月の消費動向調査(内閣府、14:00)

・9~11月期決算=サイゼリヤ

・11月の豪CPI(9:30)

・12月のADP全米雇用リポート(22:15)

・週間の米新規失業保険申請件数(22:30)

・ウォラーFRB理事が講演(22:30)

・11月の米消費者信用残高(9日5:00)

◇9日(木)

・11月の毎月勤労統計(厚労省、8:30)

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)

・日銀支店長会議

・1月の日銀地域経済報告(さくらリポート)

・6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・30年物利付国債の入札(財務省、10:30)

・12月の輸入車販売(日本自動車輸入組合、10:30)

・12月のオフィス空室率(三鬼商事、11:00)

・12月の車名別新車・軽自動車販売(自販連、全軽自協 11:00)

・12月の国内ユニクロ既存店売上高(15:30以降)

・3~11月期決算=セブン&アイ

・9~11月期決算=ファストリ

・11月の豪貿易収支(9:30)

・11月の豪小売売上高(9:30)

・11月のユーロ圏の小売売上高

・11月の米卸売在庫・売上高(10日0:00)

・ボウマンFRB理事が講演(10日3:35)

・カーター元米大統領の追悼の日で米株式市場が休場、債券市場が短縮取引

◇10日(金)

・閣議

・11月の家計調査(総務省、8:30)

・12月上中旬の貿易統計(財務省、8:50)

・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)

・消費活動指数(日銀、14:00ごろ)

・11月の景気動向指数速報値(内閣府、14:00)

・株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出

・6~11月期決算=コスモス薬品

・9~11月期決算=エヌピーシー、良品計画

・3~11月期決算=ローツェ、安川電

・12月の米雇用統計(22:30)

・1月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ、速報値、11日0:00)

(注)時間は日本時間

<本日の決算発表予定>

時刻コード略称 時刻コード略称 時刻コード略称
15:403186ネクステージ 1997暁飯島 7611ハイデ日高
1712ダイセキソリュ 2789カルラ 9793ダイセキ

By StockHostOverview

金融関連の会社に複数社、計25年以上の経験を持ち、現在は仮想通貨関連などの投資を行っています。投資自体は多大なリスクを伴う行為とは思いますが、リターンが見込める投資であれば、リスクをヘッジしつつ、みなさまの生活を豊かにできると思い、当該サイトを立ち上げました。 また、少額・多額を問わず投資自体をできる環境整備が重要と考え、実行してきた事象などを紹介できればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です