株式市場オーバーナイト概況(2023年10月2日)

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数＆コモディティ)
●US時間外
●日次上場型ETF資金流入出上位
●日本株ADR
●本日の新聞の見出し
●材料銘柄
●今週の予定
●本日の決算発表予定

＜Worldwide Index (主要指数＆コモディティ)＞

米国市場動向：セクターではエネルギーが朝から下落。油田サービスを筆頭に売られ、SLB(SLB)-4.3%、Baker Hughes (BKR)-3.5%。金融はTravelers(TRV)やW.R.Berkley(WRB)ら損害保険中心に下落した。コミュニケーション・サービスは前日に上昇したMeta Platforms(META)が-1.2%、Alphabet(GOOG)-1.1%と反落し、セクターの下げを主導した。ヘルスケアや生活必需品らディフェンシブも下落。一方で良好な決算を発表したスポーツアパレルのNike(NKE)が+6.7%で一般消費財・サービスおよびダウ指数の上昇に貢献した。情報技術は前日大幅安した半導体のMicron Technology(MU)が+4.3%。

＜US時間外＞

大型銘柄は出来高少なく特に変化した銘柄なし

◇上昇銘柄◇

BNOX: PTSD治療薬の治験が主要評価項目を達成した

SNDX: シンダックス・ファーマシューティカルズが10月2日に臨床試験の結果を発表すると発表したことを受け、同社の株価は上昇

◇下落銘柄◇

TDUP: 2Hはプラマイゼロ近辺で着地と報道

NB: 今期の純損失は3,950万ドルまたは1株当たり(1.32)ドルになると予想

＜日次上場型ETF資金流入出上位＞

トータルでは、20億円強の資金流出となった。

＜日本株ADR＞

高安まちまち。小売り、医薬品の弱さ目立つ

◇上昇銘柄◇

4581（大正薬） ADRでも強い動き継続

7182（ゆうちょ銀） デジタル戦略でソニーと連携

◇下落銘柄◇

7202（いすゞ自） 社債800億の発行を登録

6028（テクノプロ） 10月10日付けで自己株式1.03％を消却

＜本日の新聞の見出し＞

▼日経産業新聞▼

・Re：スタートアップ列島　革新テックで世界の課題解決　産業再興　全国で芽吹く

・疑似量子ソフト、進行が24年にも

・日経BP調査　23年の優れたマーケター、6ブランド

▼日本証券新聞▼

・中小企業の人手不足、過去最悪　「業界特化型」人材関連に注目

・米メモリー大手、マイクロンが決算発表　半導体市況の底入れ確認　材料関連などをマーク

・JCRファーマ、主力製品など好調　通期利益予想を大幅増額

▼日刊工業新聞▼

・英、販売目標を柔軟化　24年新車22％ZEVに

・出光、洗車・シェア拠点に　給油なしSS　全国展開

・住商、米社から独占販売権　高強度金属3Dプリンター

10月からこう変わる

・インボイス（適格請求書）制度開始

・2023年度の最低賃金を引き上げ

・「年収の壁」対策、企業への助成制度創設

・ふるさと納税の制度変更

・中古車価格、総額表示が義務化

・酒税の税率変更、ビールと日本酒は減税

・新型コロナ患者に対する治療薬の全額公費支援を見直し

▼化学工業日報▼

・マイクロ波化学　廃プラケミカルリサイクル　小型設備1000台 全国配置へ　小売・自治体と連携　24年に大阪で実証実験

・東海カーボン　カー黒、米で環境投資完了　年内めど3工場で　排ガス処理設備など

・味の素　アミノ酸農業資材を育成　スペイン企業を完全子会社化　バイオスティミュラント増強

▼日経MJ▼

・ジブリはどう生きるか　日本テレビ、番組・配信への起用法注目　ファン「旧作　日本配信を」

・オンワード、AI作のオフィス服　開発1-2カ月短縮　トレンド、デザインの参考に

・「位置ゲーム」スマホ向け新境地　「モンハン」「信長の野望」も登場　企業や自治体のコラボ続々　

＜材料銘柄＞

• 京セラ (6971)：１株を４株に分割、24年１月１日効力発生
• ソニーＧ (6758)：印子会社とジーの合併取引は今後数カ月以内に完了見込み
• ソフトバンクＧ (9984): 投資先の米ヴオリ、来年半ばにもＩＰＯを計画－関係者
• 豊田織 (6201): 「ウエート下げ」に格下げ、目標株価は1万2000円－CLSA
• 日本郵政 (6178): 楽天Ｇ株の評価損約851億円が戻入益に－株価回復で
• オプンＨＧ (3288): 「中立プラス」に格下げ、目標株価は6000円－水戸証券
• ＡＮＡＨＤ (9202)：全日空とルフトハンザカーゴのＪＶ、契約を停止
  • 全日空がユナイテッド航空との貨物提携契約停止、30日
• 住友ゴム (5110）：国内タイヤ販社などを組織再編でダンロップタイヤに統合
• レスターＨ (3156）：都築電の子会社４社を買収、取得価額約130億円
• ヤクルト (2267) ：ポッカサッポロから植物性ヨーグルト事業取得、24年10月
• アズビル (6845): 2Q 連 業績予想修正
  • 自己株1.5％を消却、10月31日付
• ＤＣＭＨＤ (3050):  ケーヨーにＴＯＢ、買付代金は最大約523億円
  • 連 2Q 営利 -6.1% 178.18億円
• ケーヨー (8168): 単 2Q 営利 -18.6% 27.16億円
• アダストリ (2685): 通期営業利益予想上方修正、市場予想上回る
• 三益半導体 (8155): 単 1Q 営利 -6.3% 30.02億円

＜今週の予定＞

◇２日（月）

・ＱＵＩＣＫコンセンサスＤＩ（９月末時点、８：30）

・９月の日銀全国企業短期経済観測調査（短観、８：50）

・日銀金融政策決定会合の主な意見（９月21～22日開催分、８：50）

・９月のＱＵＩＣＫ月次調査＜債券＞（11：00）

・９月の車名別新車・軽自動車販売（自販連・全軽自協、11：00）

・３～８月期決算＝しまむら

・韓国、中国（上海、深セン）、香港、インド市場が休場

・８月のユーロ圏失業率

・９月の米サプライマネジメント協会（ＩＳＭ）製造業景況感指数（23：00）

・８月の米建設支出（23：00）

・パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長が討論会に参加（３日０：00）

・バーＦＲＢ副議長が講演（３日２：00）

・ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁が討論会に参加（３日２：30）

◇３日（火）

・閣議

・９月のマネタリーベース（日銀、８：50）

・10年物利付国債の入札（財務省、10：30）

・「金融ニッポン」トップ・シンポジウム（日本経済新聞社、13：00）

・９月の財政資金対民間収支（財務省、15：00）

・９月の国内ユニクロ既存店売上高（15：00すぎ）

・東証スタンダード上場＝西部技研、ニッポンインシュア

・韓国、中国（上海、深セン）市場が休場

・豪中銀が政策金利を発表（12：30）

・８月の米雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ、23：00）

◇４日（水）

・10月の日銀当座預金増減要因見込み（８：50）

・需給ギャップと潜在成長率（日銀、14：00）

・東証グロース上場＝キャスター、くすりの窓口

・中国（上海、深セン）市場が休場

・ニュージーランド中銀が政策金利を発表（10：00）

・ポーランド中銀が政策金利を発表

・９月のＡＤＰ全米雇用リポート（21：15）

・９月の米ＩＳＭサービス業景況感指数（23：00）

・８月の米製造業受注（23：00）

・ボウマンＦＲＢ理事が講演（23：25）

◇５日（木）

・対外・対内証券売買契約（週間、財務省、８：50）

・６カ月物国庫短期証券の入札（財務省、10：20）

・30年物利付国債の入札（財務省、10：30）

・９月の輸入車販売（日本自動車輸入組合、10：30）

・９月の車名別新車・軽自動車販売（自販連・全軽自協、11：00）

・景気討論会（日本経済新聞社・日本経済研究センター、13：15～15：15）

・３～８月期決算＝オンワード

・中国（上海、深セン）市場が休場

・８月の豪貿易収支（９：30）

・週間の米新規失業保険申請件数（21：30）

・８月の米貿易収支（21：30）

・バーＦＲＢ副議長が討論会に参加（６日1：15）

◇６日（金）

・閣議

・８月の家計調査（総務省、８：30）

・８月の毎月勤労統計（厚労省、８：30）

・９月上中旬の貿易統計（財務省、８：50）

・３カ月物国庫短期証券の入札（財務省、10：20）

・８月の景気動向指数速報値（内閣府、14：00）

・消費活動指数（日銀、14：00頃）

・３～８月期決算＝安川電

・中国（上海、深セン）市場が休場

・インド準備銀行（中央銀行）が政策金利を発表

・９月の米雇用統計（21：30）

・ウォラーＦＲＢ理事が講演（７日１：00）

・８月の米消費者信用残高（７日４：00）

（注）時間は日本時間

＜本日の決算発表予定＞