今月末のTOPIX浮動株比率調整が発表された。概要は下記となり、想定フローは4,800億円程度になる予定。発表後、明日・明後日程度はヘッジファンドなどからのフローも入りやすい状況になることから、個別銘柄の動きなどに注意が必要になる。売り買い上位20銘柄をだいたい株数で掲載したが、買い筆頭の4755(楽天G)は公募増資の影響で7,100万株程度の買い需要、いっぽう、事前の自社株消却で既に公表されていたところでは8316(三井住友)が売り5位で想定売り需要は430万株程度となっていた。また売り筆頭の7751(キャノン)は1,250万株で460億強の売り需要となる。
また明日は、ETF分配金捻出の売り2日目(最終日)となっており、想定売り需要は6,800億円程度(先物・現物株式合算)も予定されている、また、米国市場の金曜日の動きにおいては、雇用統計の数値が事前予想を下振れ、続落になっていることから、買い需要の株式を仕込むのであれば、入るタイミングが難しい展開になるであろう。
FFW10-12月決算銘柄定期見直し&段階ウエート低減4回目
ターンオーバー片側0.56%/4800億円
【売り需要銘柄上位20銘柄】
【買い需要銘柄上位20銘柄】