株式市場におけるインデックス・イベント、って気にしている方々は聞く言葉ですが、株式投資をしていても投資信託を買っている方々でも聞かない方は、よく分からないですよね!?
例えば毎月末に行われているインデックス・イベントはTOPIX、たまに行われるのは日経225 (NKY225とも表記されますね)。他にもMSCI, FTSE, REITなど、”上場型指数に関連した 浮動株比率変更に伴う売り買い需要”と言えば分かる方もいるかと思います。
まだ全然わからん!!って思う方もいますよね。。。
一つの会社を例にとれば、自社株買いを昨年末まで3か月間で100万株おこなったとします。そして、その株を消却(自社で買い取った100万株を捨てる!)した場合、もし浮動株が1000万株 あったとしたら10%の株式を市場で買って、それを消却した事になります。発行済み株式が5000万株あると計算すると、浮動株比率が20%、そのうちの10%が焼却された。となります。
今まで1000万株の浮動株が900万株に低下すると、1株あたりの価値は上がる事になります。 その価値が高まった事に対して、TOPIX採用銘柄であった場合、ある一定のタイミングで、株数の減少に伴って一定株数を除外する動きになりますので、当該株式は売り需要が発生します。
逆に公募増資などで新株を発行すると1株あたりは希薄化されますので、公募時には売りになりますが、組入株数が発生しますので、イベント時には買い需要が発生する事になります。
現状組み入れられている株数に対して、需要が増えるか減るかで売り買いが一定時期に発生する仕組みになっていて、TOPIX型だと毎月ごとにレビューされて、該当する株式において行われています。
各上場型指数に組み込まれる、それぞれの会社で起こった株数変更に伴う事象が、売り・買い 需要につながる。これを一定期間後に指数に反映させる事が、インデックス・イベント、と言う事になります。